岩淵水門と岩淵町をポタリング

暑い日が続いていますが、荒川土手を走るポタリングは気持ちよく走れます。

一昨日の花火大会で飲み過ぎたので、体から余分な水分を抜くために荒川沿いをポタリングしました。

まずは、岩淵水門に向かいます。

岩淵水門は、荒川本流から隅田川に分水するための水門です。

ここで新河岸川と荒川の流れが交わって隅田川となり、南千住や浅草を経由して東京湾まで流れていきます。

上流に向かって左側が新河岸川、右側が荒川からの取水する岩淵水門です。

(下流に向かって)土手の右側を流れているのが隅田川です。

もともと隅田川は、荒川でしたが度重なる洪水に対応するため、明治～昭和初期にかけて荒川放水路(現在の荒川)を掘削して、川の流れを矯正したのです。

土手の左側を流れているのが荒川放水路です。遠くにスカイツリーも見えます。

現在の岩淵水門は二代目です。

少し上流にもう一つの水門があります。こちらが初代の岩淵水門でその塗色から「赤水門」と言われていました。

赤水門の上流側には、(有料ですが)河川敷でバーベキューが楽しめるスペースがあります。今日は平日ですが数組のグループがテントの下でバーベキューを楽しんでいました。

土手の上まで届く美味しそうな匂いを横目で見て、新荒川大橋を東京側に渡ると、そこは北区岩淵町です。

岩淵町は、江戸時代から東京(江戸)から東北に向かう岩槻街道で、荒川を渡るための宿場町でした。

そして、そこには東京23区で最後の造り酒屋である「小山酒造」がありました。

東京を中心にキレの良い本物のお酒として愛され続けてきましたが、残念ながら2018年2月に廃業してしまいました。造り酒屋の建物は、解体が終わり更地になっていました。恐らくマンションを建てるのでしょうか?。

造り酒屋の街道側(現在の国道122号)には、小売り用の小山酒店がありました。こちらも2019年3月に店をしめてしまいました。

小山酒造が作っていた銘柄の一つに「丸眞正宗」があります。「丸眞正宗」は創業当時（1878年）から今まで140年間愛され続けていた銘柄であり、初代 小山新七は、商いは誠実こそが基本であると、酒名に「まるまる本物のお酒」という思いを込めて【丸眞正宗】としたそうです。

話は変わりますが、最近のTVで「千ベロ(千円札1枚でベロベロに酔える)の街」とか「朝から飲める街」として有名になった赤羽は岩淵町から歩いて10分位の位置にあります。

その中でも、立ち飲みオデン屋の「丸〇水産」で日本酒を頼むと「丸眞正宗」のワンカップ酒が出てきます。

最近はタレントの徳光さんや長嶋一茂さんが食レポしていますが、ワンカップ酒を70割飲んで、残り30割に「おでん汁」を注いでもらう(+100円)飲み方も赤羽らしい飲み方です。

小山酒造が廃業してしまい、「丸眞正宗」がもう飲めなくなったというと大丈夫です。

2018年4月から、遠縁関係にあたる「小山本家酒造(埼玉県さいたま市)」が継承しています。

小山総本家酒造のHPから借用しました。

<追記>小山総本家酒造では看板の「金紋世界鷹」の他、数多くの商品を醸造しています。

コメント 5

おはようございます。
ご来訪ありがとうございます。
夏祭りの年、秋祭りの年。交代というのも珍しいですが、「知恵」でもありますね。
毎年やり続けるのは人もお金も大変ですから。
by 夏炉冬扇 (2019-08-06 09:06) 

水分抜くと言うより、昨日とかは暑くて汗だくになっちゃいますね！
熱中症に注意しながらですね(^^)
by ma2ma2 (2019-08-06 15:44) 

夏炉冬扇さん　コメント有難うございます。
地元の氷川神社の祭りは、2つの町内会で支援していますが、やはり金銭問題から隔年開催となったんでしょうね?

ma2ma2さん　コメント有難うございます。
この時期の自転車乗りは水分補給が必須ですね! 荒川サイクリングロードでは、橋梁の下が日陰となっているので一息休むポイントです。
by 我流麺童 (2019-08-06 18:21) 

“ポタリング”では、どのくらいの距離を走る（？）んですか。歩くだけなら距離は稼げないけど、かなり進むんでしょうね。周りの景色を楽しみながら、素晴らしい景色のポイントで一息つくのも楽しみなんでしょうね、
by michi (2019-08-13 22:43) 

michiさん　コメント有難うございます。
自分のポタリングは目的によって距離が変わります。サイクリングロードのように長い時は60～70km、平均は30～40km、この日は前日の酒抜きのための街乗りなので10km程度です。
by 我流麺童 (2019-08-14 16:20)