耕運機のエンジン修理の結末は?友人の畑仕事のお手伝い(今年10回目) [家庭菜園]
昨夜に木枯らし1号が吹いたので今朝は空が澄み8時を過ぎても満月が見えました。また雪をかぶった富士山が綺麗によく見えます。そんな天気の中、今年10回目の友人の畑作業のお手伝いに行ってきました。
今日のミッションは(1) タマネギ苗の植え付け(2)前回に完結できなかったミニ耕運機の修理(3) メンバー用のボサ菊の持ち帰り(4) 野菜の収穫です。今日のメンバーは畑オーナーのK上さんの他にお手伝いメンバーは長老のK藤さん、芝刈りゴルファーのI渕君と私の全部で4人です。同乗するため早朝にK上さんのお宅を訪れました。さて先週に友人宅に持ち帰った4鉢の"ボサ菊"はというと
1列に家前に並べられ道行く人にも鑑賞できるように飾ってありました。4鉢並ぶと見事です。これから正月過ぎまで咲き続けるらしいです。定刻時間に全員が揃ったので車に同乗して畑に向かいます。
畑に向かう途中のホームセンターに寄って"タマネギ苗"を約200本購入するとともに前回のミニ耕運機修理で気になっていたスロットスプリングを部品注文しました。ミニ耕運機を買ったホームセンターとは言え、小さな部品一つをメーカーに頼めるのは心強いです。
連休明けの日は道路が混んでいますが、なんとか畑に付きました。到着してすぐに今日の私はミニ耕運機の修理に専念します。
ホンダこまめF220機です。故障の症状はエンジン不起動です。前回修理で修復できずモヤモヤしたので、今回はネットで修理マニュアルを探し当てyoutube動画でキャブレター清掃を入念に勉強してきました。そして、前回持ち込みしなかったプラグレンチも用意しました。
まずはキャブレターのメインジェットノズルの点検です。前回も清掃したので既に綺麗です。
前回作業で分解清掃を漏らしたパイロットジェットのノズルも分解して清掃しました。
部品手配中のスロットルスプリングは、暫定対策として強制的に少し締め付けしました。
これで燃料系の分解清掃は完璧です。キャブレターを組み立てなおして起動試験・・・・。コクン・コクンとスターターロープを引いても!!!!あれーっ!! エンジンが起動しない。
----ここからは無駄な長文が続くので、専門的技術に興味がない方は飛ばし読みしてください----
エンジンが掛かるための三大要素は
(1)燃焼室にガソリンが噴射されていること
(2)燃焼室内に気化したガソリンに点火されること
(3)燃焼に必要な空気が供給されること
ですが、(1)はキャブレターの分解清掃でクリアし(3)は外観点検で異常ないので、いよいよ残った(2)の点火系に疑いをかけました。
点火プラグを一度外して、プラグの放電ギャップが見える位置に仮固定してスターターを引っ張っても放電している様子がありません。一応、点火プラグが黒く煤けていたので清掃し、放電ギャップの隙間も0.6mm既定値内であることを確認しました。
ここからは、ゴボウ4本を掘り終えたI渕君も修理に加わり、私が外した点火プラグを手で仮固定してI渕君がスターターロープを強く引っ張ってもらい再確認しましたが、やはり放電しません。残るは高電圧を発生するイグニッションコイルまたはその配線系に絞られてきましたが、イグニッションコイルであれば部品交換しかありません。
スターターが付いているカバーと燃料タンクを取り外し、イグニッションの一次側・二次側のコード類の目視点検しても断線している様子がありません。後はメーカー修理しかないか!----と二人の頭を過ぎった時でした。
私の頭の隅にヒラメキ神が舞い降りて「キルスイッチの配線をもう一度良く点検しよう」と!!キルスイッチとは手元で電気的にエンジンのオン・オフをするためのスイッチで、言ってみれば非常用の停止スイッチです。
スイッチから伸びているコードを辿っていくとコードをフレームにインシュロックで固定している箇所のうち1箇所がコードを保護するためのビニールテープが少し剥がれているのを発見しました。インシュロックを取り外して更に保護用のビニールテープを剥がしてみました。コードの被覆が剥がれているようには見えませんでしたがインシュロックが食い込んでフレームとショートすればエンジンは止まってしまいます。
念の為、既存のビニールテープを剥がして新たに絶縁用ビニールテープで巻き直し、再びプラグの放電試験を行ってみると、プラグのギャプでビビビと放電が確認されました。自分達でできることは、ここまで分解したすべてを復元して、いよいよ起動試験です。
スターターロープを引くと・・・・ブロロロと軽快な音を上げてエンジンが回り始めました。この耕運機はハンドルが折りたたみ式になっているので、畳んだときにコードが引っ張られインシュロックの部分でフレームとショートしたものと推測します。
アクセルレバーのスローの時が多少不安定ですが、アクセルスプリングを交換したときに再調整します。これまでのモヤモヤが一瞬に晴れました。やった!やったね! 念の為、キルスイッチで一度エンジンを停止させて再起動しても問題なし。
これがNHKのノンフェクション番組であれば中島みゆきさんが「風の中のスバル〜」と歌が流れてくるでしょうね!!
---3回目の挑戦でミニ耕運機の修理できました。---
この時がこの日の最高に嬉しい時でしたが、このあと悲しい情報が入ってくる事になりました。具体的にはこのブログの最後に。
さて、ミニ耕運機の修理が完了したので畑作業の状況確認しました。
タマネギの植え付けが終わっていました。
私が欠席した前々回に収穫漏れした"紅あずま"が土中から出てきました。掘削担当のK藤さんの話によるとサツマイモ堀のときに草むらから蛇が出できて大騒ぎになり堀漏れができたそうです。来年1月の焼き芋会用として保存しておきます。
五寸ニンジンは1週間で成長しました。
前々回に植えたニンニクも今の所は問題なしです。
"かき菜"と"小松菜"かな? 次回には収穫できそうです。
私の家から移植した実種から育てた"柿"の苗です。7年後が楽しみです。
こちらも同様に実種から育てた"本柚子"です。もう3年近くたっていますが実がなるのは10年以上先です。ここからは今年初収穫の野菜・根菜です。
"青首大根"です。一人一本ずつ頂きました。
旬菊です。この他にゴボウ、長芋、ニラなどいろいろ頂きました。
お手伝いのK藤さん宅を飾る"ボサ菊"を持ち帰ります。
畑の一角で咲き続ける黄色の大輪ダリアです。
家に持ち帰った"宿根アスター"です。華道の経験がないので、畑で切り取ったまま花瓶に投げ入れた素人作品です。
<本日のおまけ>
みんなで昼ごはんのコンビニおにぎりをパクついて休んでいたときに、地元の中学同級生からLINEトークが入りました。何だろうと開いてみると8月中旬に食道がんが見つかり、これまで第2クールの抗がん剤治療中であったヘースケ君(ニックネームです)が第3クール目の前日である11月1日に旅立ってしまったという訃報でした。
第1クールの治療が厳しかったけど、頑張って第2クールも頑張るとLINEしてきた彼でしたが病魔には勝てませんでした。あまりにも早すぎるので仲間たちもただ驚くばかりです。
ガキのときから中学まで、そして成人になってからもこれまで一緒に遊んだ仲間です。
ただただ、ご冥福をお祈りします。諸行無常!南無〜。
-----
本日も長々と駄文にお付き合いをいただきまして有難うございました。
では!またね~。
木枯らし1号は夜中で良かったですね!
その分昨日は穏やかな天気でした(^^)
by ma2ma2 (2020-11-05 15:51)
お腕前ですね。
大根きれい。こちらもう少し。
by 夏炉冬扇 (2020-11-05 17:30)
耕運機が直ってホッとしました。
しかし友人の訃報は驚きですね。
by こんちゃん (2020-11-06 04:06)
我流麺童さん おはようございます。
ヒラメキ神がすごいです。直してしまいましたね。素晴らしいです。
これで作業がはかどることでしよう。
by SORI (2020-11-06 11:14)
無事に復活してよかったです
使わないとキャブ詰まるけど、まさかの配線とは・・・
by たくや (2020-11-06 11:50)
耕運機の修理が自力で出来るなんて素晴らし過ぎます(笑)!!
by トモミ (2020-11-06 13:30)
>ma2ma2さん コメント有難うございます。
前夜の天気が回復したので、北風もなく畑仕事には丁度良い日でした。
>夏炉冬扇さん コメント有難うございます。
ダイコンの種植時に、畑オーナーは「30cm間隔で4粒!」と言ったのですが、作業員の私達は40cm間隔で種蒔きしてしまったのが逆に良かったのかもしれませんね(笑)
>こんちゃんさん コメント有難うございます。
亡くなった友人を見送ってきましたが、とても病気治療中であったとは思えないほど穏やかな顔であったのが救いです。
>SORIさん コメント有難うございます。
ここの家庭菜園では、これが唯一の機械力ですので貢献度は高いです。
機械音痴の畑オーナーからも感謝されました。
>たくやさん コメント有難うございます。
自分は若い時に多少の50ccバイクエンジンをイジっただけですが、エンジン不起動の80%はキャブ関係でしたね。
>トモミさん コメント有難うございます。
耕運機のエンジンは基本的(単純)なエンジンシステムのため素人でも解りやすいです。これが乗用車のように電子制御になるとお手上げです。
by 我流麺童 (2020-11-06 16:40)