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2024年の真鯛釣りは中止に [沖釣り]

毎年のこの時期に、友人たちと真鯛釣りに行くのが恒例でしたが、今年は予定していた5月13日(月)だけが前晩からの天気が急変しそうなので中止にしました。

本来であれば、真鯛が産卵のために東京湾の剣崎沖ポイントに集まってくる乗っ込み真鯛釣りでしたが残念です。

ちなみに昨年2023年の同時期に撮影したポイントに集まってくる釣り船です。海中の岩礁を競う会って船を止めるため狭いポイントに三浦半島の各地から釣り船が集まってきます。

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今年の釣りのために釣り道具や仕掛けを準備するとともに、港で前泊用のテントと寝床用のエアマットを新調したのですが、降水量150mm/24Hと風速10m以上の予想なので安全優先しました。5月11日の段階の天気図です。(tenki.jpから借用しました)

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5月11日の段階での朝の天気が余りにも良いので中止判断したのが悔やまれますが、気象予想図から判断した自分を信用しました。そして、釣行幹事に連絡して船宿にキャンセルを申し込みました。

ところが前日の12日から連続で釣りを予定していた同行メンバーのT橋くんから「今日は海は凪で良い釣りができた」とLINEしてきたので中止判断が早かったかな?と・・・。

いよいよ13日の当日となりました自宅にいて朝から空を見上げていましたが、予想通りの雨降りでTVニュースを見ると三浦半島は大雨と強風でした。

ちなみに5月13日の実況天気図です。(tenki.jpから借用しました)

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結果して、予測があたって釣行を中止して大正解。というかネットで三浦半島の各釣船の様子を見ると当日は一斉休船となっていました。さすがに海と天気を知っている船長軍団ですね。

----<おまけ>--

悔しいので2018年に釣り上げた真鯛の写真を張り付けました。ハッハッハ

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2023年の銚子ヒラメ釣りは大漁でした [沖釣り]

ヒラメというと寒い冬に脂ののった白身の刺身を連想しますが、千葉県銚子付近では4~5月の禁漁期間以外はヒラメ釣りができます。この時期のヒラメは浅場で食いが良いのでファンが各地から集まってきます。

今回は銚子犬若港の孝進丸さんにお世話になりました。孝進丸さんには2017年~2019年まで3年連続でお世話になっていましたが新コロナ感染対策に伴い中断しており4年ぶりにお世話になります。

今回の参加メンバーは月曜開催ということで、まだ仕事をしているメンバーは休みがとれず埼玉のN沼名人と同じ職場のT瀬さんと広尾のS藤さんと私の4人となりました。

ヒラメ釣りの出船は受け付けは3時から、乗船は4時と早いため、毎回船宿に素泊まりをさせていただいています。

今回はS藤さんの車に同乗させていただくためにJR渋谷駅新南口で拾ってもらいました。久しぶりの渋谷駅で周囲のビルも変わっています。

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通行人は欧米人が多く、駅前を走る自家用車も白いベンツや黄色のポルシェとお洒落ですね。こんな場所に釣り道具とクーラーと着替えを入れたバックを台車に乗せてゴロゴロと移動しいてる麦わら帽子をかぶった田舎者です。

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今回は16頃に集合とのことで現地到着して海の様子を見に行きました。風速7~8mの風があり波しぶきも高く上がっていました。明日は風が収まってくれますようにとお願いしました。

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乗船予定の孝進丸は2艘がありますが、前日までの予約が17人と多いので、私たちは小さいほうの2号を選びました。2号の船頭はベテラン親父さんが操船するので安心です。

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その後、コンビニで食べ物と飲み物を買い込んで素泊まりする孝進丸の本宅へ向かいました。以前はおばあちゃんが住んでいたのですが数年前に亡くなって今は空き家の本宅です。

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すでに2部屋に布団が2組ずつ引いてあり、私たちだけで貸し切りです。

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クーラーがなく窓や玄関は開けたまま(網戸)扇風機で涼をとるだけなのは、まるで昭和時代の臨海学校が思い出します。就寝するまではお茶の間で晩飯を食べながら翌日の戦略を会議します。今回参加のT瀬さんはバス釣りはベテランですが初めてのヒラメ沖釣りのためイワシの泳がせ釣りの餌の付け方や当たりの取り方などなどを話し合いしました。

3時には皆が目を覚まして、着替えや朝食などを済ませて5分ほど歩いた先の孝進丸本宅へ向かいました。まだ真っ暗で空を見ると星がキラキラと輝いています。

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玄関に着くと3時から港の方で受付しているとのメモが貼ってあったので、港に向かうと机を広げておかみさんが受付していてたので乗船名簿に住所・氏名・連絡先を記入して乗船料を支払いました。また、事前情報では60号~80号の錘を使用と書いてあったので前回使用した60号を用意したのですが、船長と話したら船を横流しするから80号を使ってくれと言われたので受付場で80号の錘を2個(800円)買いました。2号は私たち4人のほかに3人が乗船とのことで私たちは左舷に並びました。

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船の周りはまだ真っ暗です。お隣のT瀬さんは初めての沖釣りに緊張気味です。

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釣り道具を船にセットし終わたころに出船です。かすかに明るくなってきました。

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港から30分ほど走っています。やっと太陽が上がってきました。

ポイントに着いて釣りが始まるとカメラどころではなくなりますので、ご存じない方にヒラメ釣りの餌と仕掛けを簡単に紹介します。(詳しく知りたい方は諸兄がYouTubeなどで解説しているのでそちらをご覧ください)餌は15cm前後の生きイワシです。船のいけすの中から2匹ずつ自分の桶に取っておきます。

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今回の仕掛けです。80号の錘の上に道糸テグスとハリスが三又となっています。ハリスの先には親針と三又針の孫針となっており、私はオーソドックな親針をイワシの上あごに通し差しして背びれの後ろに孫針の一本をかけます。

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ヒラメは餌のイワシを見つけると最初は用心深く動く尻尾の支点となる背びれの後ろをしゃぶりだし、大丈夫とわかると頭から丸のみしようとかじっています。実際に今回の私の場合は親針と孫針にかかっているのが半々でした。

最初に釣り上げたのは船先に座ったS藤さんでした。さすがはヒラメ釣りのベテランです。お隣に座ったT瀬さんは誘い方やアタリや餌の替え時がわからず「餌が残っているのかわからないから巻いてみよう」と言いながら少し撒いたらググとアタリがでて2番目にヒラメを釣り上げました。まさしくビギナーズラックです。続いてN沼名人もヒラメを釣り上げグループの中で残るは私一人となり、焦りが出てきました。見かねた船長が私の所へ来て竿が固いからな~と一言。

「でもこの竿で前回は2.8kgの大物を釣ったんだぜ」と心の中で叫びながら、釣りに集中しました。実際に前日に道具を用意するときにもう1本の竿と変更するか迷っていたのです。しかし、実績重視で選んだ竿なので4年前の棚取とアタリをイメージしていたら、クククと前あたりがあり、ここで合わせず待っていたらグッグッと引きがあり、ここで合わせました。リールを巻いている途中で引きでヒラメを確信しました。

釣り上げたヒラメを刺身で食べるために船上で一時処置を行います。本当は①バタバタは暴れて筋肉をボロボロにさせないため脳締め②魚臭さを抜くための血抜き③身が硬直しないようにする神経抜きの3動作をするのですが、1枚目を釣り上げてから揺れる船上床で下を向いて処置をしようと思ったら、急に私の胃袋をギューと強く掴まれて吐き気が出てきました。仕方ないので①と②だけでやめたら、ついに胃の上まであがってきたので船から顔を突き出してゲロゲロとコマセ釣りではないのにコマセ撒きをしてしまいました。

その後は1枚釣れるごとにゲロゲロの連続で辛い釣りになりました。でも、吐いても釣りをしている私だったので結局は14枚を釣り上げ、船中では2番(Topは18枚)、グループでもトップの自己新記録でした。

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お隣のT瀬さんはヒラメ9枚のほかにトラフグと型の良いカサゴを釣り上げました。最初はビギナーズラックでしたが船長からの的確なアドバイスもあり、最後はバス釣りテクニックを交えながら素晴らしい結果でした。

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調理技術が無いと捌けないトラフグも一応持ち帰ったみたいです。知り合いに調理師がいるのかなぁ?

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帰港して陸に上がって、おかみさんから弁当とお茶を頂きました。このころには船酔いも治り4人で記念写真をパシャリ。(個人情報保護のため一部加工しています)

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---<おまけ1:次回のヒラメはレンタル竿で?>---

本日使用した竿はプロセレクション並つなぎ50-240でした。

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船長から竿が硬いと言われましたが、自己最高数が出てしまったので次回はどうしようかな

?と迷います。さらに無料レンタル品でバリバリ釣っていたT瀬さんを横目で見て、水深15m前後のために電動でなく手巻きリールでも十分だし、重いリール用バッテリーや竿キーパーも用意することもないので・・・次回の道具準備に迷いができました。

---<おまけ2:釣り上げたヒラメの行先>----

私の家族は生魚が苦手なので、以前は自分用だけで捌いていましたが、もっと美味しく食べて釣り上げた魚を成仏してもらうためには、やはりプロの調理師に美味しく料理してもらう方がいいね。ということで前回の真鯛を持ち込んだ友人の店に届けました。

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お店は東京北区の王子神谷駅から10分ほど歩いた住宅街の中にある「串揚げひよこ」と言います。前にも書きましたが、ここのマスターは釣り好きで以前はDAIWAカワハギトーナメントに出場したり、報知新聞に釣果が記事になったりしたりと、その釣り業界では知る人ぞ知る人です。

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今回も喜んで「昆布締め作るぞ!」とヒラメを受け取ってもらいました。当日の彼のブログには「緊急通報:本日釣りヒラメが入荷しました」と記事にUPしてもらいました。

---<編集後記>---
今回も駄文の最後までお付き合いいただきまして有難うございます。

ブログ書きもパワーがいるので毎日のUPはできませんが、何か変化を見つけたときにブログを書きますので、今後もよろしくお願いします。

ではバイチャ

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2023年の真鯛釣りは不調でした [沖釣り]

毎年この時期には東京湾の入り口に真鯛が産卵に集まるので"乗っ込み真鯛"として、多くの釣りファンが集まってきます。私もその一人で毎年仲間が集まって釣り船を仕立てています。今年はGW明けの5月8日に三浦半島剣崎沖に行く予定でありましたが、GW後半からの悪天候が続いたので先週末に仕切り直しました。今回は松輪間口港一郎丸にお世話になりました。

釣り船の集合時間は4時00分・出航時間は4時30分という早朝のため、時間を気にしながら夜間に高速道路を突っ走るのが嫌なので、前日午後に現地に向かい岸壁や磯で遊びながら、現地に仮泊して船に乗るようにしています。今回の岸壁遊びは、城ケ島大橋が見える花暮岸壁です。
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土曜日いうこともあり、すでに多くの家族ずれが釣りを楽しんでいます。クーラーの中を覗くと小さな"ネンブツ鯛"が半分腹を上にして沢山浮いていました。私たちは小骨が多い"ネンブツ鯛"は針にかかってもリリースしますが、この家族は持ち帰って唐揚げにして食べるそうです。奥さんに話を聞くと奥さんが釣りが好きで結婚してから旦那さんに釣りを教えたそうです。そして小魚もすべて捌いて唐揚げにするそうです。そんな釣り談義をしてから私たちも空いていた隣に場所を確保して釣り具の準備です。

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岸壁の淵に撒き餌をまくと"ネンブツ鯛"の大群が集まるので、沖目にコマセを打って適当な竿にオキアミの破片をつけると、すぐに浮きが消し込みました。釣れてきたのはサバの子供でした。

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小一時間で10匹ほどが釣れたので、お隣にいた家族にプレゼントしました。これも唐揚げにすると美味しく食べられます。岸壁釣り遊びも飽きたので三崎市で唯一の銭湯である:クアハウスmisakiに向かいます。

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入り口にかかっている「ゆ」の暖簾を見ない銭湯とは気が付かない建物です。岸壁遊びをして撒き餌や釣った魚の臭いをとるには、この入浴は必要不可欠です。三浦市に来た時には必ず立ち寄っています。500円でリフレッシュしました。

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入浴後は、地元スーパーとコンビニで夕食と翌日の朝食のパンやおにぎりを調達して船が停泊している松輪間口港へ向かいます。他の同行者達は車の中で仮眠をとるのですが、私は足を延ばして仮眠したいので持参したソロテントを張りました。夜間は駐車場への釣り客が出入りするので騒音を避けて倉庫の裏にスペースを借りてテントを張りました。

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テントを張っていた時にヤブ蚊の攻撃を受けましたが、幹事役のN沼名人に電子蚊取器を借用してテント内を燻しておいたので夜中にヤブ蚊の襲撃は受けませんでした。次回は自分も用意したいと思います。ねぐらを確保したので先行した4人で酒盛りを開始しました。

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自分の晩酌分(ビールと酎ハイ)を用意したのですが、後輩のT橋君が福島県の地酒を振舞ってくれたので、日本酒が好きな私は1年ぶりの再会で話が弾み、翌日のことを忘れてヘベレケになるほど飲みました。これが翌日のお見苦しい船酔いの元となりました。

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翌朝の3時30分頃には、続々と駐車場に釣り客の車が入ってきます。昨夜のテントは風を避けるために倉庫の軒下に設置したのですが、風を遮られたのは良かったのですが、漁港特有の冷凍・冷蔵用ファンの音が煩くて眠りが浅かった気がします。

間口港一郎丸は2隻あり、写真左の新造船は大きくて・速そうで・装備も良さそうですが、初めて予約した我がグーループは真ん中の古い船でした。(けして悪いということではありません)

3時40分に朝食の焼きそばと唐揚げを食べて、乗り物酔い薬と毎日の血圧薬を水で流し込みました。(空腹で薬を飲むのは良くないとしても、朝から脂っこい食事を取ったことが、あとで大変なことになりました)

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時間前には当日着の全員が揃い、くじ引きで釣り座を決めます。今までクジ運の悪かった私は初めて右舷の大ドモ(船尾側)を引き当てました。この釣りはビシといわれる錘付き籠にオキアミを詰めて魚を誘うので、ミヨシ(船先)から潮が流れていれば前席の蒔いたコマセが後ろに流れるので大ドモが優位です。たまに逆流しもありますが・・・

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着座してからは、釣り道具の準備です。でも、昨夜の酒が抜けていない私はそれどころではありません、竿と電動リールをセットして仕掛けを用意しますが、細かい仕掛けなどは手先が上手く動きません・・あっあ早く酒を抜かなくては・・・ウィ~。

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そうこうしているうちに定刻となったので一郎丸は港を出港して釣り場である剣崎沖を目指します。まずまずの天候で波も高くはないのですが私の体調は最悪です。

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他の僚船も良いポイントを取るために競争しています。船が揺れるごとに私のおなかの中をかき回されて、ポイントにつく頃には・・・もうダメでした。釣りを開始する前に喉からこみあげてくる朝食の焼きそばをゲロゲロしてしまいました。あ~苦しい!!

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それでも最初のポイントに着き、船長さんから「棚は水深30mで開始してください」とのアナウンスを聞いて気持ちを戦闘モードに切り替えて、第一投を投入、指定の棚から3m高い位置から徐々に糸を出していくと・・・竿先にグックッとアタリを感じたので空かさず合わせを入れてリールを巻き上げました。一年ぶりのアタリなので最初は何がかかったのか解りませんでしたが、巻いている途中でビンビンと真鯛独特の引きを感じたので、これは真鯛の引きだと確信しました。

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船中で第一投目ラッキーを引いたのですが、その後はアタリが全くなく、アタリがないと再びゲボゲホと船酔いがより激しくなるという悪循環でした。結局、この日は大潮なのに潮が澄んで魚の食い気が見られず、周りの僚船を見ても釣れている気配がありません。真鯛ポイントを数回流した後に幹事役から「今日は真鯛は諦めて真アジのポイントに移ろう」と提案があり、真アジポイントに移りました。

このころには胃の中が空っぽとなり水を飲んで気持ちも落ち着きました。船長から「水深90mでやってみて」とアナウンスがあり、真アジポイントでの第一投を投入・・・水深90mでアタリました。それもダブルで・・・。40cmを超える大アジのダブルヒットは電動リールをポンピングしながらでないと巻上がってこない・・・これが一番楽しい瞬間でした。

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それからは潮どまり時間帯となり、アジもポツリポツリ程度で最終的に750gの真鯛×1枚と大アジ×6本という釣果でした。船酔い+二日酔いの体調で本命をゲットしたから良しとしましょう。

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----<おまけその1:釣った魚は>------

この日は体調が悪く帰宅しても魚を捌く元気もない、かと言って殺生した以上は美味しく食べてやらないと釣った魚が成仏できないので、飲み友達の「串揚げヒヨコ」のマスターに連絡を入れて届けることにしました。ヒヨコマスターも釣りが好きで以前はカワハギ釣りのトーナメントに出場していたり、報知新聞にカワハギ大釣り記事が出たりしたりした釣り好きです。ちなみに店名にあるようにメインは串揚げですが魚料理も美味しい店です。最近はマスターが酒飲後のシメに各種味のラーメンを開発して人気のようです。

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届けた真鯛と真アジはヒヨコマスターのブログにも紹介していただきました。

https://ameblo.jp/tomo8311/entry-12803949475.html?frm=theme


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真鯛はちょうど食べころのサイズで大アジは尾先まで48cmとジャンボで背色が金色で腹色が青ピカピカです。

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魚身の幅も指4本を超える太さで、まるでニシンのようです。これなら、刺身、塩焼き、ナメロウ、フライ、煮つけとなんでも食べられます。この日に来店した常連さんはラッキーだったかと思います。

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----<本日のおまけ2:道具の後片付け>-----

海釣りを行った後は使った道具を真水で洗わないと長持ちしません。このため、翌日は朝からクーラー、釣竿、リール、竿受け、カッパ、ビシや天秤などの仕掛け、バッグなどを水洗いします。なかでも道糸:テグスも全て解いてバケツに浸し水洗いしてから再び巻きなおしますが、今回は巻き直しするときに焦って巻いたため、道糸が絡んでしまい解くのに5時間くらいかかってしまいました。でも暇はあるし好きなことなので、音楽を聴きながら道糸解きをゆっくり楽しみました。

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---<編集後記>---

今年の4月は高温が続き、GWの前半は安定した天気でしたが後半以降は強風・大雨という天候不順でした。このため最初予定した釣行日程を仕切り直した真鯛つりでした。そして当日も潮が澄み食い気のない釣りとなりました。でも二日酔い+船酔いという最悪コンデションの中でも本命の真鯛1枚を釣り上げたので結果よしとしましょう。次回は前夜酒を控えて体調管理に努めます。

---<終わりに>---

今回もダラダラと失敗した釣行記事にお付き合いいただきまして有難うございます。

こんな内容ですが、よろしかったらまたご訪問くださいませ。

ではバイチャ

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久しぶりの真鯛釣りでリフレッシュ [沖釣り]

5月最後の週末明けに昔の仕事仲間から三浦半島松輪港"せどおと丸"で乗っ込みシーズン最後の真鯛釣りの誘いがありました。釣り当日は集合が早朝4時で出船が4時30分と早いので、幹事役の永沼名人と共に前日午後から現地付近の磯か防波堤で遊ぶことにしました。

この時期の真鯛釣りは一年ぶりです。まずは三浦半島の長井港付近の磯場を見に行きました。

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この日は外気温が28℃以上で日曜日のため、長井港付近の磯場では多くの家族連れが磯遊びやバーベキューで楽しんでいました。日曜午後という時間帯ですので本格的な釣り人はおらず家族連れで小さなイワシやサバを釣っていました。次にいつもの定位置である三崎港の岸壁に向かいました。

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正面に城ヶ島大橋が見える岸壁に着きました。ここも多くの家族連れがサビキ釣りでイワシやサバの小魚を釣っていました。水面を観ると小魚の大群が見えるので自分たちも釣り竿を出して遊んでみました。

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小一時間遊んでイワシとサバの小魚を20~30匹釣ったので、早めの晩飯を食べに三崎港に向かいました。三崎港はマグロの水揚げが多く周辺にはマグロを食べさせる店舗が多いのですが、流石に日曜夕方近くになると観光客も帰り支度する時間帯なので、店舗の方も店を閉めるところがチラホラみえます。

いつもはTVで多く取材される海産物と農産物を販売する水辺の市場”うらりマルシェ”付近の店で食事をしていましたが今回は港の反対側の食事処"海の幸"にしました。駐車場を聞くと商売っ気が無いおじさん店員(店長?)が出てきて隣の店の前に止めさせてもらいました。

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店に入るてメニューには多くの定食物が書いてありましたが、やはりこの時間ではできるものが少なく・・というより"マグロカツ丼"しかなかった。まっ!腹が空いていたのでこれを注文しました。

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マグロカツが二枚分乗った丼とサラダ小鉢と大根煮つけとキュウリのお新香と味噌汁がついて税込み1,000円でした。

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マグロカツは肉に近い食感で、部位を聞くと"マグロの尾の身"だそうです。ボリュームあるカツ丼に舌鼓をうち満腹でした。次は今日の一汗を流すために三崎市に1軒しかない銭湯に向かいます。三浦市役所近くまで戻って"クアーズmisaki"を探しました。写真を撮るのを忘れたのでストビューからお借りしました。

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店構えは少しクタビレテいますが、聞くところによると天然温泉だそうです。

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入湯料490円で、小魚の臭いのついた手も綺麗になりました。次は、今晩の野営する"松輪港"に向かいます。他のメンバーも徐々に集まってきました。他のメンバーは車中泊ですが、私は手足が伸ばせるソロテントと寝袋を持参したのでテント泊です。

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こんな小さな安テントですが、エアマットを敷いてシュラフに潜り込めばグッスリです。

テントの前で集まった4人で明日の作戦会議と称する釣り談義と寝酒を呑んで、21時には就寝しました。実は去年は深夜まで呑み続けていたので寝不足となり波高い悪天候も重なり、ゲロゲロ船酔いしたので今年は早めに就寝しました。

---<本番の二日目>---

3時を過ぎると、砂利道を続々と集まってくる釣り人の車の音で目を覚まし、3時30分にはテントを畳み、軽い食事(菓子パン2個と飲み物)をとって船酔い薬といつもの血圧薬を飲んで体調を整えました。去年はテントが飛ばされるくらいの強風でしたが、昨夜は風もなく海も穏やかな様子です。

4時過ぎには"せどおと丸"船長も来て、いよいよ乗船です。

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乗船して釣り道具をセットします。

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私の釣り座は抽選の結果、左側のミヨシ(一番前)です。コマセ真鯛釣りは、道糸テグスの先に天秤をつけてビシといわれる錘を兼ねた入れ物に"オキアミ"を詰めて魚を集め、やはりオキアミを付けた針を食わせるものなので、通常の潮流れではミヨシからトモ(船の後ろ)に仕掛けを流すので、言ってみれば「その釣り船のコマセ蒔き係」であります。

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港に朝日が昇ってきました。そろそろ出航です。

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まだまだ余裕の二人です。Vサインは今日の目標数かな!?

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三浦半島の先端に位置する剱崎灯台を観ながら、東京湾の浦賀水道のポイントである"剣崎沖"に向かいます。

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ポイントに到着すると既に他の船も釣り始めています。

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沖釣りは、魚の食い気時間と潮の流れが揃わないと釣れません。一般的にはポイントに到着して直ぐの時間帯がベストなのですが・・。今日は食い気があまりしないです。

去年は4月末に同じ剣崎沖のポイントでしたが、水深40~50mがビシ棚でしたが、今回は、乗っ込み時期の終わりで外気温が28℃と暖かいためか?今回の水深は15mでした。船長の指示ではビシ棚を守って、深場を狙いたいのであれば標準10mのハリスを15mにしたほうが良いとのことでした。

反対側やトモの方でポツポツと真鯛が上がり始めましたが私には全然来ません。そうこうしていたら、船長から私の電動リールの水深計が2m違っているので色分けしている道糸の色で判断するようアドバイスがありました。するとジャストミート!!!一枚目の真鯛を釣り上げました。一年ぶりのリール巻き上げ感覚でしたが棚が浅いので楽しみも短時間でした。電動リールの誤差の経過については後段のおまけで解説します。

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この日の外道であるメジナも来ました。

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今日の釣果は船中では本命の真鯛が0~3枚でしたので、ミヨシで2枚ならまあまあでしょう(^^)

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そしてメジナも2枚でした。

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最後に上陸してから記念撮影です。

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真鯛の料理は数々あれど、やはり頭の煮つけですね。

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美味しく頂きました。こりゃ酒が進みます。

----<本日のおまけ>----

コロナ騒ぎで1年ぶりの沖釣りとなりましたが、昨年の真鯛釣りで船のスクリューにテグスが引っかかり切れてしまったので、今回は準備の段階で家にあった道糸を巻きなおしました。4号のPEより素材なら無調整で良いと説明書きにあったので調整を省いてしまいました。今回の船長のアドバイスがあって誤差があることに気づき、帰宅してから確認するとやはり誤差が出ていました。このため、説明書を読みなおして水深計の補正調整をやり直しました。やはり、手を抜くことは良くないことが良く分かりました。

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今回の沖釣りでは、一番に心配していた船酔いが無かったことが幸いでした。

天気が良かったこともありますが、前日の熟睡と深酒を慎み、カワハギ名人の"串揚げヒヨコ"のマスターお薦めの船酔い薬「アネロン」のお陰でした。

次回は、銚子の盛夏ヒラメを予定しています。果たして以前のような座布団ヒラメに会うことが出来るでしょうか?楽しみだな~。

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今回も数多いブログの中で、ご訪問を頂きまして有難うございました。

またお会いしましょう。ではまた

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電動リール用のバッテリーを新調しました [沖釣り]

皆さん こんにちは

今日の記事は、私の趣味の一つである海釣りの準備について紹介します。

過去の数少ない記事でも取り上げましたが、昨日はコロナ騒ぎを気にして1回しか出かけませんでしたが、それまでは年に数回は海釣りに出かけていました。

海釣りと言っても陸地から海に向かって仕掛けを飛ばす「投げ釣り」、防波堤や磯から仕掛けを垂らす「磯釣り」がありますが、私は釣り船に乗って海に出る「沖釣り」を主にやっています。

関東エリアでは、昔は東京湾内のシロギスやカレイ、イシモチ、アナゴなどをやっていましたが、10年位前からは(1)春は三浦半島松輪港から出港して剣崎沖を狙う「真鯛釣り」(2)夏は銚子戸川港から出港する「夏ヒラメ」(3)秋は剣崎沖を狙う「イナダ、ワラサ釣り」(4)合間に「カワハギ釣り」をやってきました。

ここからは昨年4月の乗っ込み真鯛の写真です。

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真鯛の乗っ込み時期なので既に多くの釣り船が集まっている剣崎沖のポイントに到着し、早速リールの糸を繰り出します。

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この日は風が強く荒れていましたが、船酔いを我慢して何とか釣り上げた真鯛です。

全長35cm,重量640gと少し小振りですが自宅で食べるにはちょうど良いサイズでした。

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そんなことを振り返ってきたら、乗っ込み時期にはまだ2か月先ですが、準備だけでもしたくなり電動リールのテグス(道糸)を巻きなおすとともにバッテリーを充電してみました。

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それまで使っていたPb鉛バッテリーは10年近く前に買ったため、昨年は何とか使えたのですが、再充電しても電圧降下が早く心もとないので買い替えることにしました。

電動リールの電源供給には釣り船に搭載しているDC12V電源を活用する方法があるものの、電圧の安定性や電源端子からのコードが長くなることなどの使い勝手から自分専用のバッテリーを用意します。

ここで電動リール用のDC12Vバッテリーについてのウンチクですが。電圧は自動車用一般バッテリーと同じですが、水を被りやすい船上で使用することと安定しない船上で使用するためバッテリー液が漏れないよう密閉されたシール型です。つまり、一般自動車用バッテリーは起電するときに電槽の中で生する水素を発散するよう排気口がありますが、シール型は電極にガスを吸収して電槽破壊を防ぐ構造になっています。ですので一般自動車用は使われません。

さて、これまで使用していたバッテリーはプラスマイナス社の12V13Ahスーパーバッテリーでしたが充電しても数日で8V位に電圧低下してしまいます。恐らく内部抵抗が大きくなってしまったバッテリーの寿命期だと判断しました。

20220216_145057~2旧品電圧.jpg




















最近は小型で運搬が楽なリチウムバッテリーがありますが、限られたお小遣いの年金生活者ですので、もっぱらヤフオクで程度の良さそうな安物中古のPb鉛バッテリーを入札しては締め切り時間ギリギリで入札される方に持っていかれることを数件繰り返しました。

諦めかけていた時に台湾LONG社の12V12Ah新品シール型バッテリーがそれまでの中古バッテリーよりも安いものを発見しました。もともとがCVCFなどのフロート充電で繰り返し使用するものなのでしたが、電動リールにも使用可と書かれていますし、ネット検索すると電動リール用として使えるとのコメントがあったので、ダメもとで落札しました。

届いた品物は、既に満充電してありテスターで出圧測定すると12.9Vでした。

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寸法も今までのものと同一(横幅151mm×奥行98mm×高さ93mm 重量:約4.3Kg)であったのでバッテリー収納ケースは流用しました。

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実釣での使用をしていないので使用中の電圧降下などは今後に評価していきます。

・・・このように釣り人は釣行準備をしながら・・・釣れた魚を妄想しているときが一番に楽しいですね・・・

--- 今日のおまけ(R-1ヨーグルト) ---

我が家の冷蔵庫には、R-1乳酸菌ヨーグルトのドリンクタイプが大量に保管されています。

10年近く前から家族全員が毎朝1本は呑む習慣になったので、この量でも直ぐに無くなってしまいます。

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薬事法の関係でしょうが、パッケージには「強さ引き出す乳酸菌」という文言しか書いてないですが
・インフルエンザの予防効果
・腸内環境の改善効果
・リウマチ予防効果
・肌トラブルの改善効果

に効果があると言われています。実際に我が家では、飲み始める前は季節の変わり目に誰かが風邪をひいていたことが無くなりました。ひよっとするとコロナウイスに対する免疫力も上がっているかもしれません→(私はmaiji乳業の関係者ではなく、あくまでもの個人の感想であり、証明根拠はありません)

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これからも毎日R-1を続け、2か月後には元気な体で真鯛釣りに行きたいな~。

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本日もご訪問を頂き、駄文日記に最後までお付き合い頂きまして有難うございました。

ではまた。お会いしましょう(^^)


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北風と荒波の中で真鯛釣り [沖釣り]

季節外れの台風2号(国際名称:スリゲ)は25日09時に日本の南で温帯低気圧に変わりましたが、その影響で関東の太平洋側沿岸にもウネリが入り波高く、更に前線通過により南風から強い北風に変わった26日の悪天候の中、友人達と東京湾剱崎沖に真鯛釣りに行ってきました。

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---気象図は[コピーライト] tenki.jp さんから借用しました---

この時期の真鯛釣りは、産卵期の乗っ込みのために特定ポイントに魚が集まりやすくなるので、毎年恒例で仲間達と船を仕立て海に出ています。昨年はコロナ禍で初めての全国一斉の緊急事態宣言が発令されたため、同じような時期的に企画したのですが直前中止にしました。

今年もコロナ禍は収まっていませんが、まだ就業中の他メンバーはこの日に合わせて2月から休暇調整していますし、訪れる神奈川県三浦市は、まん延防止の対象外でしたので予定通りに決行しました。

ただし、これまでは前日に磯遊びや防波堤からの投げ釣りを楽しんだ後で三崎港近くの魚料理屋さんで美味しい晩飯を頂くコースでしたが、このような状況なので出船当日の早朝4時集合としました。

今回の船宿は、三浦半島の突端に位置する松輪江奈港の"せどおと丸"にお世話になります。これまでアチコチの釣り船を利用しましたが、中には棚取りを誤ったり、ハリス切れして魚を逃してしまった釣り客に暴言を吐く船長もいます。しかし、せどおと丸の船長は静かにリードして釣らせてくれるのでここは毎年恒例で利用させて頂いています。

---

今回は後輩ながら釣り名人のN沼さんの車に同乗させてもらい、前夜22時頃に現地に到着しました。到着後は朝まで車中での仮泊となりますが、自分は足が伸ばせない車の中で寝るのが苦手なので簡易ソロテントを持参して寝ることにしました。

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寝転ぶと頭と足がテントについてしまう小さく粗末なものですが、数時間の仮眠ですので狭さは我慢します。

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寝袋に入って、一杯飲んで、いざ寝ようとしますが、北からの爆風がテントをバタバタと揺らすので、その振動とバタバタ音で殆ど眠ることができませんでした。[これが後の失敗のもとに]

早朝4時近くになると他の釣り人が乗った車が続々と集まって来ました。もう寝ていられないので早々とテントを撤収して乗船準備です。

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---> 左の丸い光は、早朝4時の夜明け前に山陰に沈む直前の満月(写真中央)です。右側は駐車場の照明です。

<出港前の様子>

せどおと丸は最大定員23人の船ですが、今回は7人で仕立てましたので、スペース・デイスタンスも十分です。最も、ここの真鯛釣りはビシコマセの長いハリス仕掛けですので、乗合船のように多くの人を詰め込まれるとお祭りの可能性が多くなりので、やっぱり仕立てが良いですね。

ビシコマセ釣りはコマセを振りまきながらの釣りなので、座席によっては多少の釣果に差が出ます。このため、くじを引いて決めました。自分は右舷ミヨシ(船首)から 3/4番目です。

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左隣の2/4番には、最近は道具に凝りだして長短2本の竿を持ち込んだT橋義人くんです。

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右隣の4/4番目のトモ(船尾)には名人のN沼智行さんです。今回は本命の真鯛が2枚でしたが2.9kg船中の大物賞を釣り上げました。外道にメジナも釣り上げてました。

船は5時30分前には港を出ますが、北風が強いので普段は波静かな港の中でも波が立ってます。そしてフードを被っていないと顔に霜焼けができそうな寒さです。

東京湾ポイント図.jpg

---ポイント図はhetaturi.comさんから借用しました---

<出港してポイントに向かう>

江奈港を出た船は、房総半島に向かって走ります(矢印のポイントが剱崎沖)。剱埼灯台を過ぎた位置まで進むと一旦スローにして6時になるのを待ちます。遊漁組合の申し合わせで6時にならないとスタートできません。そして6時になると各遊漁船が一斉にポイントめがけてスタート猛ダッシュします。

前日からの爆風が吹き荒れている海なので3mくらいの波高となり、船はヨーリングとローリング(前後左右)して大きく動きます。船が波を超えるたびにバシャンバシャンと波しぶきがかかり、両手で捕まっていないと船から振り落とされそうです。とても写真を撮ることもできません。今日は自分が出た沖釣りの中でも3本の指に入る海の荒れ方です。まるで遊園地のジェットコースターの様に体が上下にジャンプして揺すられます。

太陽が出ていれば房総半島から昇る様子が見えるのですが今日は曇りで見えません。もし出ていればこんな感じです。(ポイントに急ぐ同じ松輪江奈港所属の大松丸)

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---ameblo.jpさんの写真を借用しました---

<ポイントに着いて>

朝一番には魚もお腹が減っているのでポイントに着いてすぐの第一投がその日の出来を左右します。でも、その1投目ですが、コマセカゴに撒き餌のオキアミを詰め、10mと長いハリス先につけた釣り針に餌のオキアミを付けていると・・・ビューと風が一段と強くなりハリスが飛ばされて船中に引き込んだフロートブイのロープに絡みついてしまいました。

仕掛けも安くはないので、揺れる船中で何とか外す努力をしましたが、結局は仕掛けを取り替える羽目になりました。[これが2つ目の失敗]

「あ~あ~!やっつちまった!!」「一度も海に入れなかったハンドメイドの高い仕掛けなのに!」「それより早く仕掛けを取り替えなくちゃ」「寒いので手が云う事を聞いてくれない」・・・と焦っていると案の定、左のT橋義人くんが船中で朝イチのモーニングサービスをゲット。

<何とか1枚をゲット>

新しい仕掛けに取り替えて、何度目かのコマセと餌の交換をしていたら、急にハラワタをギュウと締め付けるようになり吐き気がしてきました。乗船30分前にアンパン1個を食べ、加えて酔い止め薬を飲んだのに、寝不足なのか?大揺れすぎる中で仕掛けの交換をしたせいか?

こうなったら、我慢をしないで船の外へゲロ・ゲーロしますが、朝飯はアンパン1個と薬を飲むための水分もだけでは撒き餌になりません。腹筋が痛むほど絞られましたが出すものもありません。・・・出るものが無いとわかったら逆に開き直り気分が好転して釣モードに戻りました。

---

それから小一時間立ったときに、ついに来ました。波が高くて確かなアタリが取れなかったのですが、竿を立てた時にググット感覚があったのでテグスを巻くとクンクンと真鯛独特の引きがあり確信してハリスをひくと赤い魚体が見えました。やっとの1枚です。(サイズは後記を参照)

<その後は食い渋り>

10時ころになると少し北風が弱くなってきましたが、逆に魚の朝飯タイムが終わってしまいアタリは無くなり、ビシの中の撒き餌が無くなっても針がついた餌のオキアミはそのままの姿という状態になりました。

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そして近いポイントに多くの集まっていた僚船も、それぞれのポイントに散っていきました。

そんな集中力が切れてきた頃に隣のT橋くんとこの日初めての道糸がお祭りになりました。私のテグス(道糸)の途中にT橋くんの針が絡んだので外してもらっている時に、私の海中に残った道糸が船のスクリューに絡みついてしまいました。

ちなみに釣り船は潮流で船が流されてしまわないように常にエンジンをかけてスクリューを回しています。ハリスであれば強く引けば切れますが、道糸はどんどん引かれて行きます。そのままでは、道糸が全部巻き取られ最後は竿を折られるので、思い切ってハサミで道糸を切りました。「今日3つ目の失敗」

「20m弱の道糸とその下に付けるコマセビシと天秤とハリスが一瞬パー」「まだ使用2回めのビシと形状記憶合金の天秤とクロロカーボンのハリスだったのに!これだけで諭吉さんが半分飛んでいく」と嘆いてしまいます。

船長からビシと天秤を借用して釣り続けましたが、既に戦意喪失した者に魚は釣れません。定刻時間に沖あがりです。7人の成果は4~0枚でした。4枚トップはベテランS藤匡昭さんで大物賞は2.9kgをN釣り上げた名人N沼智行さんでした。

自分のは36cm、640gの1枚だけでしたが、もともと数多くは望まないので良しとします。

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天然真鯛は尾びれがピンと張っているのです。色も桜色で綺麗ですね。

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ちょっと小ぶりの640gですが、家庭で調理して食べるにはピッタリです。以前に7kg近い大物を釣りましたが、まな板からはみ出して調理するのが大変でした。

<翌日は釣り道具の片付けで失敗>

クタクタになって家に帰っても、やることがあります。それは身に着けていた合羽や長靴や釣り道具類の塩を流すための水洗いです。

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電動リールの道糸も真水に浸して塩抜きをします。でも集中力が切れているので洗い終わって巻き上げるときにこんな状況に・・・・。[本当に今日は失敗ばかりです]

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今日は絡んだ糸をほどく気が無くなりましたので、翌日に回しました。

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翌日には、日向ぼっこを兼ねて3時間ほどの綾取りパズルを行って何とか糸の絡まりが治りました。次回の定例行事の銚子沖の夏ヒラメ釣りを想定しながら・・・・。

<今日のおまけ:ひよこのマスターと真鯛の調理>

とある居酒屋で隣り合せ、釣り話で盛り上がり友人となったその人は、王子神谷で「串あげ"ひよこ"」という店をやっています。このマスターは昨秋の報知スポーツ新聞にカワハギ釣りで写真と記事が載るほどの腕前でして、仕事が終わった深夜に南房総まで行って釣りを行い、帰宅して仮眠後に店を開ける釣り好きな人です。そして釣行に行った翌日は、串揚げ屋さんですが釣ってきた魚料理が中心となるお店です。

先日居酒屋であった時に今回の真鯛釣予定を話したので、釣り上げた1枚の真鯛と船宿で頂いた塩蔵ワカメを持って店を訪れてみました。

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東京は緊急事態宣言が発令されたので、今はテイクアウトだけで商売しているようです。

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店内の一角には無造作に釣り竿や釣り道具が置かれています。ここで自分用の持ち帰り用に真鯛の半身だけを下ろして、残りの尾頭付きの半身はマスターの晩酌用にと置いてきました。

自宅に戻り、持ち帰った半身を晩酌用刺身に自分で捌きます。

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半身の中骨を除いて、背身と腹身に分けて腹身は薄切りにしました。

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背身は同じ切り方では面白くないので、皮を付けたまま熱湯をさっとかけて氷水で冷やす"松皮作り"にしました。食べてみると皮つきの方が美味しく感じました。加えて、いつものミックス野菜サラダとこれが今夜の自分の夕食です。

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えっ!「白飯が無いのに夕食ですか?」と聞こえてきますが、ちゃんとお米を絞ったジュースを飲んでますよ! 麦で作った焼酎のウーロン茶割りも飲んでますよ。そういえば自分はもう何年も前から夕食に白米は食べていませんね。でも一向に痩せません(T_T)

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本日も訪問して頂き、ダラダラとした駄文にお付き合い頂きまして有難うございました。

ではまた、お会いしましょうね~!

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9月最終日、ヒラメ釣りに行ってきました。 [沖釣り]

9月30日に銚子外川港からヒラメ釣りに行ってきました。

10月1日にso-netブログからSSブログへの移行により、ブログ更改を躊躇っていましたが、やっと新ID登録が完了したので記事が書けるようになりました。

※so-netブログの時のパスワードは数字と英小文字の組み合わせで良かったのですが、SSブログでは更に記号を加えた3種の組み合わせでないとNOだったので、これが解るまで手こずりました。


さて、釣りの話に戻りますが・・・、関東地方の方以外はヒラメ釣りって冬場の釣りじゃないの?と思われる方も多いと思いますが、千葉県の銚子沖では夏場からヒラメ釣りができます。確かに冬場のヒラメは脂が乗って食味が高まりますが、この時期の天然ヒラメも美味しい食材になります。


今回、お世話になったのは銚子市の外川犬若港の"孝進丸"さんです。

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"孝進丸"さんには、3年前からこの時期のヒラメ釣りに通っています。この時期は5時出船で集合は1時間前のため、深夜に高速道路を走り乗船することはせずに、前日ゆっくりと車移動して夕方は銚子市内のホテル"ニュー大新"さんの日帰り温泉に浸かり、船宿に素泊りをさせていただくというコースを設定しています。

 

"孝進丸"さんは二隻を所有しており、当日は月曜日でありながら第一孝進丸は18名、第二孝進丸は14名と満席でした。これも連日、ヒラメが二桁釣果が出ているので人気の釣りです。自分のグループ4人組は手前の少し小ぶりな"第二孝進丸"に乗船しました。

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写真は前日の夕方に撮影しましたが、当日の早朝5時は、まだ夜明け前で星空が見える時間帯でした。港を出港し、今日の第二孝進丸のポイントである利根川河口沖に向かう途中で釣り道具の準備を行います。

まだ薄暗い中で、釣竿、竿掛け、電動リール、仕掛けなどを揺れる船中で取り合っていると・・・まずい!?腹の中がかき回され船酔いの兆候が出てきました。遠くに陸地は見えますが、太平洋の波はパワーがあります。

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フリーイラストをお借りしました。

乗船前に船酔い薬を飲んで準備しましたが、昨晩は、久しぶりの釣り仲間に加えて、当日相室となった釣人が加わっての釣り談義で、やはり飲みすぎたようです。 →春の真鯛釣りの時も同じ反省したはずなのに!!?

それでも、ポイントに着くと気を取り直して釣り始めました。ヒラメ釣りのエサとなる小イワシの口先に親針を掛けて背びれと尻尾の間にトリプルフックの孫針を掛けます。ヒラメの食いの良い時はイワシを丸のみしますが、通常はイワシに近づき、餌をおしゃぶりしてからガブリつくので、いかにイワシが美味しそうに泳ぐように誘うことが釣果を分けることになります。

釣り始めて、みよし席(船の最前席)についた友人のSさんの竿にあたりがあり1kg弱のヒラメが釣り上げられました。

続いて2番席の友人のNさんの竿にも・・・・。3番席についた私の竿には当たりが少なく、それでなくとも私が最も嫌いな臭いがするエンジン排気口に最も近い席であるため、ついに胃袋が締め付けられ海に向かってブシュッとヒラメ釣りには不要なコマセ巻きしてしまいました。

これで少しは気分が良くなり釣り開始したら、私にもヒラメが食らいつきました。1年ぶりのヒラメのあたりを思い出しながらと聞き合わせテクニックで何とか1枚目をキープできました。

3年前の初めてのヒラメ釣りでは1枚、昨年は2枚の釣果であったので、今回の自分の目標は3枚です。

隣席の友人が数を伸ばす中でやっと2枚目を釣り、あと1枚・・・。


すると、竿先から餌のイワシが逃げ回る兆候を感じたので、少し待ち竿を少し誘い揚げるとグググと大きな食い込みがあったのです。すかさず竿を挙げて針にガッチリかけました。電動リールを巻くと前の二匹と違う強い引きでリールのドラッグ(魚が強く引くと糸を出す機能)が働き糸が巻けません。リールのドラッグを絞めて手巻きも加えて糸を巻いてきますが、途中でもグングン引きます。→実はこれが釣りの一番楽しい時間なのです。


リールを巻いていると途中で「これはヒラメ以外の魚かな?」とタモ(魚を掬い上げるる玉網)を用意している友人に対して言いましたが、海面に上がってきたのは今日一番の大物ヒラメでした。

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秤を所有してなかったので正式ではありませんが船長の見立てでは2.7kgの船中大物賞。サイズは64cm。

3枚目を釣り上げ目標達成したので、残り時間が1時間ありましたが、私は3枚目で満足したので納竿して友人たちのサポート役に回りました。最終的な釣果は、竿頭は年間300枚は釣るという常連さんで14枚、次は友人Nさんの13枚、続いて友人Sさんの11枚、・・・・友人Kさんの4枚と全員が満足しました。


船上では船酔い状態のだめ、胃袋が締め付けられて何も食べる気もなかったのですが、上陸したら急に腹がすいてきました。それを見越してか船宿ではサービスで"カレーうどん"と"出汁巻卵"を用意してくれてました。

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カレーうどんを美味しく完食し帰路につきました。ご馳走様でした。


<つづき>翌日は、釣り道具の後片付けと魚の調理です。

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小ぶりの2枚は近所に住む友人におすそ分けして、大物1枚の下処理をしました。さすがに2kg超えの大物は頭にも身が付いているので兜煮付け、5枚おろしにした1/4身だけでも2人分の刺身をとっても余ります。

この日の夕食は、自分用に刺身、頭と肝は兜煮付け、バジル風味のオリーブオイル焼きと3種のヒラメ料理で晩酌でした。中でも兜煮付けが一番でした。

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まだまだ冷蔵庫にはヒラメが残っています。さすがに、このサイズでは1枚のヒラメで十分楽しめましたが、レギュラーサイズとは言え10枚以上を釣った友人達はどのように調理したのかな?。

じゃあ!またね!!?



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平成最後の剣崎沖の真鯛釣り [沖釣り]

いよいよ、乗っ込み真鯛の時期が来ましたので、釣り仲間と行ってきました。

今回は、松輪江奈港の「せどおと丸」にお世話になりました。

出船が早く、夜間~早朝に高速道路を走るのを止め、前泊して船に乗ります。

前泊と言っても、三浦半島で安く宿泊する宿探しは難しく、また早朝早くチェックアウトするのも出来ないので、これまでは車中泊をしていました。

千葉県のような船宿で素泊まりというパターンがあると良いのですが、神奈川県では規制が厳しいのでしょうか?三浦半島で素泊まりできるところは、あまり聞きません。

今回は、友人の乗用車に同乗させていただいたのと3人乗車のため、自分はソロテントを持参して車脇にテント泊しました。初めてのテント泊でしたが、車中泊に比べると足は延ばせるし、寒くなかったので快適でした。

翌朝、港をでた船は剣崎沖へ向かいます。他の釣り船もほぼ同調して出船します。

出船しても港沖で一度停船してから、ある時間になると一斉に釣りポイントへ突進します。恐らく釣り初めの時間協定があるのかと思います。

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剣崎沖の狭い海域ポイントには多くの港から釣り船が集中してきます。浦賀水道にあるこのポイントに真鯛が産卵のために集まってくるのです。

この日は、漁船の集まる少し先に、浦賀水道を通る二隻の潜水艦を初めて目撃しました。海上を波しぶきを上げて走る潜水艦の速度は結構早いです。→レジャーボートじゃないので当たり前か!!

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また、そのあとに遊漁船の先を自衛隊の巡洋艦なのか護衛艦なのか解らないけど軍艦が通って行きました。

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最後に平成最後の釣果ですが、雄オスの真鯛3枚でした。 

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晩のおかずは"白子のポン酢和え"と"アラの煮つけ"と"日本酒"で決まり。これは釣師でないと食べられないですね。

翌日の朝食は、"真鯛ポアレのバジルソース"、翌晩は"真鯛の刺身"、最後に残ったら"ふりかけ"といった真鯛尽くしが続きます。

刺身が後かい?と疑問を持っている人がいますが、釣ってから二日位熟成した方が刺身は美味しいのです。

妻のアドバイスでは、刺身は醤油だけでなく、おぼろ昆布やユカリ(赤紫蘇の粉末)を少し付けて、味の変化をつけても美味しいかも?と言ってるので試してみるか~。

3枚でもこの調子ですから、釣果topで6枚釣ったY後輩(夫婦2人暮らし)は食べきれないでしょうね?

真鯛釣りって難しいけど、釣味(引き)が面白いし、魚姿が綺麗で、食べて美味しいんです。


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暖かくなってくると真鯛の季節 [沖釣り]

1~2月は、雨が降った日が非常に少なかったが、3月に入り春が近づいてきたせいか、2~3日ごとに雨と晴れが繰り返すようになりました。 また、気温の方も同様に寒い日と暖かい日が交互になってきました。 昔から「三寒四温」とは上手くいったもので、昨日まで寒かったが今日は春の天候となりました。

そのような中で、昔の同僚から4月に乗っ込み真鯛の誘いメールが来ました。 この時期の真鯛釣りは毎年恒例のように続いている私の一大行事です。

私のホーム漁場は、神奈川県松輪港から出航する剣崎沖の真鯛釣りです。 数年間は釣果ゼロの坊主の日が続きましたが、一昨年と昨年は真鯛の顔を見ることが出来ました。 特に、昨年は70cmのマイベスト記録が出ました。

今年も記録更新できるよう、今から釣り竿とリールを磨いて楽しみにしています。

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<おまけ>so-netの"モモの不思議な扉"で1000ポイントが大当たりしました。祝!!!

祝1000P.png




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