久しぶりの真鯛釣りでリフレッシュ [沖釣り]
5月最後の週末明けに昔の仕事仲間から三浦半島松輪港"せどおと丸"で乗っ込みシーズン最後の真鯛釣りの誘いがありました。釣り当日は集合が早朝4時で出船が4時30分と早いので、幹事役の永沼名人と共に前日午後から現地付近の磯か防波堤で遊ぶことにしました。
この時期の真鯛釣りは一年ぶりです。まずは三浦半島の長井港付近の磯場を見に行きました。
この日は外気温が28℃以上で日曜日のため、長井港付近の磯場では多くの家族連れが磯遊びやバーベキューで楽しんでいました。日曜午後という時間帯ですので本格的な釣り人はおらず家族連れで小さなイワシやサバを釣っていました。次にいつもの定位置である三崎港の岸壁に向かいました。
正面に城ヶ島大橋が見える岸壁に着きました。ここも多くの家族連れがサビキ釣りでイワシやサバの小魚を釣っていました。水面を観ると小魚の大群が見えるので自分たちも釣り竿を出して遊んでみました。
小一時間遊んでイワシとサバの小魚を20~30匹釣ったので、早めの晩飯を食べに三崎港に向かいました。三崎港はマグロの水揚げが多く周辺にはマグロを食べさせる店舗が多いのですが、流石に日曜夕方近くになると観光客も帰り支度する時間帯なので、店舗の方も店を閉めるところがチラホラみえます。
いつもはTVで多く取材される海産物と農産物を販売する水辺の市場”うらりマルシェ”付近の店で食事をしていましたが今回は港の反対側の食事処"海の幸"にしました。駐車場を聞くと商売っ気が無いおじさん店員(店長?)が出てきて隣の店の前に止めさせてもらいました。
店に入るてメニューには多くの定食物が書いてありましたが、やはりこの時間ではできるものが少なく・・というより"マグロカツ丼"しかなかった。まっ!腹が空いていたのでこれを注文しました。
マグロカツが二枚分乗った丼とサラダ小鉢と大根煮つけとキュウリのお新香と味噌汁がついて税込み1,000円でした。
マグロカツは肉に近い食感で、部位を聞くと"マグロの尾の身"だそうです。ボリュームあるカツ丼に舌鼓をうち満腹でした。次は今日の一汗を流すために三崎市に1軒しかない銭湯に向かいます。三浦市役所近くまで戻って"クアーズmisaki"を探しました。写真を撮るのを忘れたのでストビューからお借りしました。
店構えは少しクタビレテいますが、聞くところによると天然温泉だそうです。
入湯料490円で、小魚の臭いのついた手も綺麗になりました。次は、今晩の野営する"松輪港"に向かいます。他のメンバーも徐々に集まってきました。他のメンバーは車中泊ですが、私は手足が伸ばせるソロテントと寝袋を持参したのでテント泊です。
こんな小さな安テントですが、エアマットを敷いてシュラフに潜り込めばグッスリです。
テントの前で集まった4人で明日の作戦会議と称する釣り談義と寝酒を呑んで、21時には就寝しました。実は去年は深夜まで呑み続けていたので寝不足となり波高い悪天候も重なり、ゲロゲロ船酔いしたので今年は早めに就寝しました。
---<本番の二日目>---
3時を過ぎると、砂利道を続々と集まってくる釣り人の車の音で目を覚まし、3時30分にはテントを畳み、軽い食事(菓子パン2個と飲み物)をとって船酔い薬といつもの血圧薬を飲んで体調を整えました。去年はテントが飛ばされるくらいの強風でしたが、昨夜は風もなく海も穏やかな様子です。
4時過ぎには"せどおと丸"船長も来て、いよいよ乗船です。
乗船して釣り道具をセットします。
私の釣り座は抽選の結果、左側のミヨシ(一番前)です。コマセ真鯛釣りは、道糸テグスの先に天秤をつけてビシといわれる錘を兼ねた入れ物に"オキアミ"を詰めて魚を集め、やはりオキアミを付けた針を食わせるものなので、通常の潮流れではミヨシからトモ(船の後ろ)に仕掛けを流すので、言ってみれば「その釣り船のコマセ蒔き係」であります。
港に朝日が昇ってきました。そろそろ出航です。
まだまだ余裕の二人です。Vサインは今日の目標数かな!?
三浦半島の先端に位置する剱崎灯台を観ながら、東京湾の浦賀水道のポイントである"剣崎沖"に向かいます。
ポイントに到着すると既に他の船も釣り始めています。
沖釣りは、魚の食い気時間と潮の流れが揃わないと釣れません。一般的にはポイントに到着して直ぐの時間帯がベストなのですが・・。今日は食い気があまりしないです。
去年は4月末に同じ剣崎沖のポイントでしたが、水深40~50mがビシ棚でしたが、今回は、乗っ込み時期の終わりで外気温が28℃と暖かいためか?今回の水深は15mでした。船長の指示ではビシ棚を守って、深場を狙いたいのであれば標準10mのハリスを15mにしたほうが良いとのことでした。
反対側やトモの方でポツポツと真鯛が上がり始めましたが私には全然来ません。そうこうしていたら、船長から私の電動リールの水深計が2m違っているので色分けしている道糸の色で判断するようアドバイスがありました。するとジャストミート!!!一枚目の真鯛を釣り上げました。一年ぶりのリール巻き上げ感覚でしたが棚が浅いので楽しみも短時間でした。電動リールの誤差の経過については後段のおまけで解説します。
この日の外道であるメジナも来ました。
今日の釣果は船中では本命の真鯛が0~3枚でしたので、ミヨシで2枚ならまあまあでしょう(^^)
そしてメジナも2枚でした。
最後に上陸してから記念撮影です。
真鯛の料理は数々あれど、やはり頭の煮つけですね。
美味しく頂きました。こりゃ酒が進みます。
----<本日のおまけ>----
コロナ騒ぎで1年ぶりの沖釣りとなりましたが、昨年の真鯛釣りで船のスクリューにテグスが引っかかり切れてしまったので、今回は準備の段階で家にあった道糸を巻きなおしました。4号のPEより素材なら無調整で良いと説明書きにあったので調整を省いてしまいました。今回の船長のアドバイスがあって誤差があることに気づき、帰宅してから確認するとやはり誤差が出ていました。このため、説明書を読みなおして水深計の補正調整をやり直しました。やはり、手を抜くことは良くないことが良く分かりました。
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今回の沖釣りでは、一番に心配していた船酔いが無かったことが幸いでした。
天気が良かったこともありますが、前日の熟睡と深酒を慎み、カワハギ名人の"串揚げヒヨコ"のマスターお薦めの船酔い薬「アネロン」のお陰でした。
次回は、銚子の盛夏ヒラメを予定しています。果たして以前のような座布団ヒラメに会うことが出来るでしょうか?楽しみだな~。
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今回も数多いブログの中で、ご訪問を頂きまして有難うございました。
またお会いしましょう。ではまた