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お正月の定例行事(お寺への挨拶と年末の蕎麦打ち) [麺類]

いつもご訪問いただきありがとうございます。遅まきながら2023年のブログ書き初めです。

今年も相変わらず何の役には立たない雑な文書とスマホ写真の記事をUPしていく所存ですので、お付き合いのほど宜しくお願い致します。

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新しい年を迎えるとお寺に新年のご挨拶と共にお墓の掃除を行っています。本来であれば年末にお墓の掃除をして綺麗な姿で新年を迎えてもらうのが良いのでしょうが、自宅から電車で2時間くらいはかかるので正月になってから一度に済ましています。

まずはJRで大宮駅へ向かい、そこからは、埼玉新都市交通(ニューシャトル)に乗り換えて志久駅に向かいます。ニューシャトルは東北新幹線を作った時に線路により地域(伊奈町)が3分割してしまうことから、その見返りとして1983年に開業した交通システムです。

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ニューシャトル大宮駅を発車してからは1つ目の鉄道博物館駅の間は混雑していますが、そこを通過すると乗客が疎らになってしまう路線です。

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コンクリートの通行路面にはレールがありません。車輪はゴムタイヤです。車体もJR車両よりは一回り小さく、発車してすぐのビル影の急カーブもスイスイと通り抜けていきます。

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乗員は運転手だけのワンマン運転です。言ってみれば専用通路を持った連結バスのようです。

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大宮駅から約30分ほどで最寄りの志久駅に着きました。そこからお寺までは約20分ほど歩くと菩提寺である小室山建正寺につきます。

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建正寺の歴史は古く、古記録によると寿永年間(1182年~1184年)に建てられた歴史のあるお寺です。

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当初は臨済宗であったのですが慶長年間に曹洞宗に改められました。曹洞宗は禅宗のため落ち着いた本堂です。住職様に新年のご挨拶とお布施を渡してから隣接するお墓の掃除と御先祖に対して新年の挨拶をしてきました。(お墓の名前は写真加工しています)

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帰りに、お寺の隣にある小室氷川神社にも寄って初詣をしてきました。実は自宅近くの氏神も氷川神社であり、本来であれば大宮駅近くにある武蔵一宮氷川神社にお参りするところですが、参拝客が非常に多いことから小室氷川神社にお参りしました。

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ここの神社は周りを森に囲まれており木立の中の参道を本殿に向かいます。

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いつもはこの神社は禰宜が不在の無人神社なのですが、お祭りと初詣の時期は関係者が集まるようです。

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後で調べたら小室氷川神社も歴史は古く宝治2年(1248年)の創建だそうです。境内には神楽殿や稲荷殿などがあり社務所ではお守りやお札を販売していました。商魂たくましい!!そんな小室氷川神社に参拝して帰路につきました。

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<おまけ:大晦日に蕎麦打ち>

これも我が家の恒例行事ですが、大晦日には年越し蕎麦を打っています。
ブログ名が我流麺童を使っているのも趣味で何十年と蕎麦打ちをやっているものですからね。サラリーマン時代に蕎麦打ち趣味の先輩に誘われて「蕎麦打ち教室」に通いました。先生は今でも森下駅の近くで「京金」という有名店のご主人です。

さて、素人の蕎麦づくりを記録しました。まずは道具の準備からです。麺うち台が無いのでキッチンにホームセンターで買ったシナベニヤと丸棒で打っています。

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今年も蕎麦粉は茨城県さくら市にある柿沼製粉様から茨城産の「究極の石臼引きそば粉」と「丸うすそば粉」を取り寄せました。茨城県は北海道に次ぐ蕎麦粉の名産地であり、毎年取り寄せています。

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粉もん料理の最初は篩にかけて粉と空気を拡散します。

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今日は二八そばにします。自分は800gくらいの玉が扱いやすいので蕎麦粉650gに小麦粉150gを加えた二八よりは蕎麦粉を若干多めにしています。

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今日の加水率は46パーセントくらいでした。素人なのでカップで計量した水を最初は1/2くらい、次は1/4くらい、最後は粉の具合を見ながら加えていきます。粉を混ぜるときは芸人の「猫ひろし」がニャーといって指を立てて広げていますが、そのままの形で粉と水を混合していきます。この時は指先には力を入れず、ただクルクルと回しているだけです。そのうちに粉が小さな塊となりだします。(このへんの作業を「水回し」と言い蕎麦打ちで最も重要な工程です)

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粉と水が調和してくると塊が大きくなってきます。蕎麦粉が団子状になりつつあります。そのころ合いを指先で感じたら一つの団子にする「くくり」の作業に入ります。


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一つの蕎麦粉の団子になったら、ここで初めて手の甲に力を入れて「練り」の工程に入ります。それまでそば粉と水が疎の状態であったのを練りによって、蕎麦粉と水を完全に一体化させます。表面に艶が出てきたら、内部の空気を抜くため「菊練り」して一つに纏めます。

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こね鉢からのし台に移して、くっつかないように打ち粉をまぶします。初心者は打ち粉を使いこなせないため、蕎麦玉が台に張り付いてしまいます。

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手の甲で蕎麦玉を平らに押し当てて玉を円盤状にします。

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800g玉で直径30cmくらいになるまで麺棒で円形に伸ばします。これを「地のし」と言います。ここでは歪みのない円形にするのがコツです。

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対角線上に生地を麺棒に巻き付けして、ゴリゴリと90度ずらしながら巻き付けを繰り返して円形生地を四角にします。これを「角だし」と言います。

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生地が四角くなったら、自分の正面になるように置きなおして、生地を薄く延ばします。手打ちそば屋さんの店先で披露しているのがこの様子です。

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手前と奥に巻き取りよう麺棒に生地を巻き付けて、その間を3本目の麺棒で伸ばしていきます。この時の指先はニャンコの手のように指を麺棒の周りに軽く添えます。指を伸ばしたままでは生地を破いてしまうので注意がいります。

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必要な厚さまで伸ばしたら、生地をたたみ「切り」の作業に移ります。

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蕎麦の太さは「切りべら23本」といって、一寸(約3.03cm)を23本(約1.3mm)に切ることが標準とされました。

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素人なので細かなcmは抜きにしても、ゆであがり時間を考慮して、太さは極力揃えます。切り終えたらあとはゆでて食べるだけですが、毎年せいろ蕎麦以外にもう1種類の変わりそばを打っています。おととしは「大葉切り」昨年は「柚子切り」をしてきましたので、今年は「あおさ粉」と「唐辛子」を混ぜ込みたいと思いました。

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二八蕎麦と同じ分量に「あおさ粉」と「細かく切った生唐辛子」を加えます。

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本当は真っ白な更科粉を使うほうが良いのでしょうが、そこは素人なので打ちやすい二八と同じ粉にしました。なんかどこかの星のような蕎麦玉になりました。

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変わり蕎麦も同様の手順で麺に切りそろえて出来上がりです。

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あとは、なるべく大きい鍋で茹でれば年越し蕎麦の完成です。サラリーマン時代の後輩が今は福島県で働いており、お歳暮として福島県古殿町の「一歩己:いぶき」と福島県猪苗代町の「七重郎:しちじゅうろう」の地酒を送ってくれたので、蕎麦を啜りながら美味しく頂きました。福島県は酒どころなので美味しい地酒が沢山ありますね。

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そんなこんなで年末の夜も更けていきました。ウィ~。

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本日も最後までお付き合い頂きまして有難うございます。

こんな感じで、気まぐれで日記がわりにブログを書いています。

どうぞよろしくお願いします。

ではまた 

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