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2023年の銚子ヒラメ釣りは大漁でした [沖釣り]

ヒラメというと寒い冬に脂ののった白身の刺身を連想しますが、千葉県銚子付近では4~5月の禁漁期間以外はヒラメ釣りができます。この時期のヒラメは浅場で食いが良いのでファンが各地から集まってきます。

今回は銚子犬若港の孝進丸さんにお世話になりました。孝進丸さんには2017年~2019年まで3年連続でお世話になっていましたが新コロナ感染対策に伴い中断しており4年ぶりにお世話になります。

今回の参加メンバーは月曜開催ということで、まだ仕事をしているメンバーは休みがとれず埼玉のN沼名人と同じ職場のT瀬さんと広尾のS藤さんと私の4人となりました。

ヒラメ釣りの出船は受け付けは3時から、乗船は4時と早いため、毎回船宿に素泊まりをさせていただいています。

今回はS藤さんの車に同乗させていただくためにJR渋谷駅新南口で拾ってもらいました。久しぶりの渋谷駅で周囲のビルも変わっています。

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通行人は欧米人が多く、駅前を走る自家用車も白いベンツや黄色のポルシェとお洒落ですね。こんな場所に釣り道具とクーラーと着替えを入れたバックを台車に乗せてゴロゴロと移動しいてる麦わら帽子をかぶった田舎者です。

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今回は16頃に集合とのことで現地到着して海の様子を見に行きました。風速7~8mの風があり波しぶきも高く上がっていました。明日は風が収まってくれますようにとお願いしました。

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乗船予定の孝進丸は2艘がありますが、前日までの予約が17人と多いので、私たちは小さいほうの2号を選びました。2号の船頭はベテラン親父さんが操船するので安心です。

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その後、コンビニで食べ物と飲み物を買い込んで素泊まりする孝進丸の本宅へ向かいました。以前はおばあちゃんが住んでいたのですが数年前に亡くなって今は空き家の本宅です。

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すでに2部屋に布団が2組ずつ引いてあり、私たちだけで貸し切りです。

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クーラーがなく窓や玄関は開けたまま(網戸)扇風機で涼をとるだけなのは、まるで昭和時代の臨海学校が思い出します。就寝するまではお茶の間で晩飯を食べながら翌日の戦略を会議します。今回参加のT瀬さんはバス釣りはベテランですが初めてのヒラメ沖釣りのためイワシの泳がせ釣りの餌の付け方や当たりの取り方などなどを話し合いしました。

3時には皆が目を覚まして、着替えや朝食などを済ませて5分ほど歩いた先の孝進丸本宅へ向かいました。まだ真っ暗で空を見ると星がキラキラと輝いています。

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玄関に着くと3時から港の方で受付しているとのメモが貼ってあったので、港に向かうと机を広げておかみさんが受付していてたので乗船名簿に住所・氏名・連絡先を記入して乗船料を支払いました。また、事前情報では60号~80号の錘を使用と書いてあったので前回使用した60号を用意したのですが、船長と話したら船を横流しするから80号を使ってくれと言われたので受付場で80号の錘を2個(800円)買いました。2号は私たち4人のほかに3人が乗船とのことで私たちは左舷に並びました。

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船の周りはまだ真っ暗です。お隣のT瀬さんは初めての沖釣りに緊張気味です。

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釣り道具を船にセットし終わたころに出船です。かすかに明るくなってきました。

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港から30分ほど走っています。やっと太陽が上がってきました。

ポイントに着いて釣りが始まるとカメラどころではなくなりますので、ご存じない方にヒラメ釣りの餌と仕掛けを簡単に紹介します。(詳しく知りたい方は諸兄がYouTubeなどで解説しているのでそちらをご覧ください)餌は15cm前後の生きイワシです。船のいけすの中から2匹ずつ自分の桶に取っておきます。

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今回の仕掛けです。80号の錘の上に道糸テグスとハリスが三又となっています。ハリスの先には親針と三又針の孫針となっており、私はオーソドックな親針をイワシの上あごに通し差しして背びれの後ろに孫針の一本をかけます。

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ヒラメは餌のイワシを見つけると最初は用心深く動く尻尾の支点となる背びれの後ろをしゃぶりだし、大丈夫とわかると頭から丸のみしようとかじっています。実際に今回の私の場合は親針と孫針にかかっているのが半々でした。

最初に釣り上げたのは船先に座ったS藤さんでした。さすがはヒラメ釣りのベテランです。お隣に座ったT瀬さんは誘い方やアタリや餌の替え時がわからず「餌が残っているのかわからないから巻いてみよう」と言いながら少し撒いたらググとアタリがでて2番目にヒラメを釣り上げました。まさしくビギナーズラックです。続いてN沼名人もヒラメを釣り上げグループの中で残るは私一人となり、焦りが出てきました。見かねた船長が私の所へ来て竿が固いからな~と一言。

「でもこの竿で前回は2.8kgの大物を釣ったんだぜ」と心の中で叫びながら、釣りに集中しました。実際に前日に道具を用意するときにもう1本の竿と変更するか迷っていたのです。しかし、実績重視で選んだ竿なので4年前の棚取とアタリをイメージしていたら、クククと前あたりがあり、ここで合わせず待っていたらグッグッと引きがあり、ここで合わせました。リールを巻いている途中で引きでヒラメを確信しました。

釣り上げたヒラメを刺身で食べるために船上で一時処置を行います。本当は①バタバタは暴れて筋肉をボロボロにさせないため脳締め②魚臭さを抜くための血抜き③身が硬直しないようにする神経抜きの3動作をするのですが、1枚目を釣り上げてから揺れる船上床で下を向いて処置をしようと思ったら、急に私の胃袋をギューと強く掴まれて吐き気が出てきました。仕方ないので①と②だけでやめたら、ついに胃の上まであがってきたので船から顔を突き出してゲロゲロとコマセ釣りではないのにコマセ撒きをしてしまいました。

その後は1枚釣れるごとにゲロゲロの連続で辛い釣りになりました。でも、吐いても釣りをしている私だったので結局は14枚を釣り上げ、船中では2番(Topは18枚)、グループでもトップの自己新記録でした。

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お隣のT瀬さんはヒラメ9枚のほかにトラフグと型の良いカサゴを釣り上げました。最初はビギナーズラックでしたが船長からの的確なアドバイスもあり、最後はバス釣りテクニックを交えながら素晴らしい結果でした。

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調理技術が無いと捌けないトラフグも一応持ち帰ったみたいです。知り合いに調理師がいるのかなぁ?

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帰港して陸に上がって、おかみさんから弁当とお茶を頂きました。このころには船酔いも治り4人で記念写真をパシャリ。(個人情報保護のため一部加工しています)

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---<おまけ1:次回のヒラメはレンタル竿で?>---

本日使用した竿はプロセレクション並つなぎ50-240でした。

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船長から竿が硬いと言われましたが、自己最高数が出てしまったので次回はどうしようかな

?と迷います。さらに無料レンタル品でバリバリ釣っていたT瀬さんを横目で見て、水深15m前後のために電動でなく手巻きリールでも十分だし、重いリール用バッテリーや竿キーパーも用意することもないので・・・次回の道具準備に迷いができました。

---<おまけ2:釣り上げたヒラメの行先>----

私の家族は生魚が苦手なので、以前は自分用だけで捌いていましたが、もっと美味しく食べて釣り上げた魚を成仏してもらうためには、やはりプロの調理師に美味しく料理してもらう方がいいね。ということで前回の真鯛を持ち込んだ友人の店に届けました。

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お店は東京北区の王子神谷駅から10分ほど歩いた住宅街の中にある「串揚げひよこ」と言います。前にも書きましたが、ここのマスターは釣り好きで以前はDAIWAカワハギトーナメントに出場したり、報知新聞に釣果が記事になったりしたりと、その釣り業界では知る人ぞ知る人です。

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今回も喜んで「昆布締め作るぞ!」とヒラメを受け取ってもらいました。当日の彼のブログには「緊急通報:本日釣りヒラメが入荷しました」と記事にUPしてもらいました。

---<編集後記>---
今回も駄文の最後までお付き合いいただきまして有難うございます。

ブログ書きもパワーがいるので毎日のUPはできませんが、何か変化を見つけたときにブログを書きますので、今後もよろしくお願いします。

ではバイチャ

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