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2024年04月03日| 2024年04月14日 |- ブログトップ

"米鶴"試飲の後でまた日本酒を飲みまくる [日本酒]

筍の土佐煮.jpg大宮そごうで米鶴の試飲を終えたYさんと私は「6年ぶりなので昼飯を食べながら、ゆっくり話をしよう」とビルの外にでました。時計を見るとまだ10時40分過ぎなので、「昼呑みできるところはあるかな?」と話をふるとYさんから「大宮駅東口に日本酒の呑み放題の店があるから行ってみる?」と返事が帰ってきた。
スマホで調べると11開店のため、まだ少し時間があります。「それまて、お茶でも飲むかい?」と振ると「閉店となった来来軒が再び近くに開店したのを知ってますか?」「そりゃ覗いてみる価値はあるね」と話が纏まり、大宮駅コンコースを歩いて東口に向かいます。(以下の2枚の写真は大宮南銀座商店街から借用しました)

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東口に出たら右側に曲がると、通称はナンギンと大宮南銀座商店街通りに入ります。
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キャバレー全盛時代は、ここの通りは映画館・パチンコ屋のほか「接待を伴う飲食店」が約200店舗もひしめいていましたが、現在でもカラオケ屋や居酒屋が多く店を構えています。
その中で、「来来軒南銀座店」は現在では関東に約400店舗を構える「来来軒」「中華食堂日高屋」「ちょい飲み焼鳥日高屋」といった大衆中華料理店を経営する"ハイディ日高グループ"の創業者が最初に店を出した一号店です。ちなみに日本最初にラーメン専門店である「来々軒浅草店」とは異なります。
来来軒南銀座店は2021年に建物老朽化により、惜しまれながらも閉店となりましたが、閉店を惜しむ声にこたえて2022年には旧店舗からメイン通りに移転しました。

来来軒南銀座店.jpg

店の中に入り、同行のYさんはレモン杯、私は"米鶴"試飲会の流れもあり埼玉の地酒"文楽"の熱燗をチョイス。ここの熱燗は日高屋とおなじガラス瓶に入っています。(日高屋さんのネット写真をお借りしました)

日高屋熱燗.jpg
おつまみは"そら豆"と"ネギチャーシュー"を注文し、お互いの近況報告なと小一時間おしゃべりしました。

来々軒ネギチャーシュー.jpg

ソラマメ.jpg

気が付いたら予定の30分を過ぎたので、本来の目的の「日本酒原価酒蔵大宮店」に向かいます。南銀座商店街をさらに5分ほど奥に入ったところに目的の店を発見しました。

店の入り口.JPG

ビルの一角に看板があり、そこから地下1階に降りていくのですが、この日のように経験者との同行で明るいうちなら入っていけましたが、日が暮れてからでは中々入りづらい雰囲気です。でも店の中に入ってみると小綺麗なテーブル席とカウンター席であり、既に若い男女のグループが2組と若い女性2人組が先客でいました。

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空いているテーブル席に着くと、若い女性従業員から早口でこの店のルールを説明されました。要約すると(1)この店の酒は原価であるが入場料をとります(2)基本は予約制だが空いていれば入場可能(3)アプリをDLして会員になれば超有名な地酒も時間無制限飲み放題(4)時間無制限ではあるが時間予約客が入ってくればエンド(5)日本酒は小瓶に分けて提供します・・・などなど。

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既にアルコールの入った脳みそでは良くわからないが、10回ほど来店しているYさんに従ってアプリをDLして会員になりました。それから注文はYさんにお任せです。

すると、茶色瓶のチェイサー水ボトルと白い液体が入ったぐい吞みが運ばれてきました。

はちみつミルク.jpg

この白い液体をYさんに聞くと「蜂蜜入りのミルク」だそうで、日本酒を飲む前に胃壁をガードするためらしい。→でも私の胃壁は既に日本酒でコーティング済ですがスーと飲み干しました。蜂蜜の甘さが良いですねハハハ(*^▽^*)

さて、最初に注文したのは①新潟産の「流ryu」大辛口純米と②「雪兜yukikaboto」純米大吟醸です。二人の前には四角い小さな小瓶が置かれ、女性店員から地酒の緒言が書かれたカードが配布され簡単な説明がありました。

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この小瓶に地酒が入っています。容量は100ミリリットル(100cc)でぐい吞み2杯分で終わってしまいます。

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続いて③奈良産の「風の森kazenomori」無濾過生原酒④福島産の「楽器正宗gakkimasamune」本醸造と2本づつ注文し、⑤栃木産の「仙禽senkin」モダン無垢⑥静岡産の「磯自慢isojiman」本醸造⑦福井産の「黒龍kokukyu」吟醸⑧高知産の「亀泉kameizumi」純米吟醸⑨栃木産の「鳳凰美田hououbiden」辛口純米➉埼玉産の「彩珠saitama」純米吟醸⑪石川産の「菊姫kikuhime」山廃純米⑫山口産の「獺祭dassai」純米大吟醸⑬茨城産の「サバデシュ」、最後の〆は⑭新潟産の「八海山」と14本で打ち止めと相成りました。どれも特徴のある地酒ばかりでしたが、試飲といってもこれだけの本数なので、最後の方は酔いも回って味の記憶も薄れてきます。

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ただ、菊姫は山廃仕込のためか?ガツンとパンチが効いていたのは記憶にあります。その分、最後の八海山は水のごとし!!

おつまみは、筍の土佐煮、鯵のナメロウ、鯖の干物焼きくらいでした。筍の味付けが良かったのでお替りしました。鯖の干物は⑬「サバデシュ」が鯖専用日本酒ということで頼みましたが、私は白米が欲しかったです。

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なかだかんだと、この店で昼間の3時間位ゆっくりしていたので、帰りの電車では転ばずに自宅へ帰ることができました。

---<感想>---

アプリ会員の登録をして日本各地の酒巡りをしたけれど、酒瓶に色気がなく試飲のように多種類に挑戦したせいか?味の違いが混沌としてしまいました。種類を減らしてじっくり味わう方が自分には向いているので、次回のリピートは無いかも知れない。

---<編集後記>---

本日も訪問して頂き有難うございました。今回の酔っ払い爺の体験記事が少しでも参考になれば幸いです。←そんな人はいないかハハハ。
ではまた、お会いしましょうね~!

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杜氏になった後輩の応援に行ってきました [日本酒]

今日は、昔の会社の後輩であるMさんが杜氏になる修行に励んでいる蔵元が首都圏で直接販売イベントを行う情報連絡があったので早速に行ってきました。

ここでMさんを紹介すると・・・日本で最も優秀なT大学工学部を卒業し入社してきた温和な性格の技術者でした。入社後はアメリカ事務所での勤務経験や帰国してからは神奈川県にある事務所のセンター長を務め、関係会社である設計会社に転籍してからはウズベキスタンの発電所関係にも携わった電気通信エンジニアです。
結婚してから埼玉県に自宅を作り、仕事の合間には庭での野菜つくりや手打ちうどん打ちなどの趣味を楽しんでいる様子がSNSの投稿されていました。(
写真はMさんがSNSに投稿したものをシェアさせてもらいました)

松本さん野菜つくり.jpg

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手打ちうどんと天麩羅

松本さん手打ちうどんと天麩羅.jpg

そんなMさんが60歳を迎える直前の昨年8月にサラリーマンを辞め、9月から山形県高畠町にある蔵元に単身修行に出たとの投稿がありました。

確かに大酒飲みではないけれど酒が好きなMさんは東日本大震災のあと、東北地方の各地を訪れては必ず地酒を買っていたことは承知してましたが、まさか酒造りをセカンドライフに選んだことには本当にビックリしました。
Mさんが修行に入った蔵元は江戸時代から続く有名な「米鶴酒造」さんで、栃木県出身である彼との所縁を聞いたら、どうやら奥様の出身地の近くで里山の自然豊かで遊びに訪れるたびにその土地が好きになったようです。

里山2.jpg

あとでネットで調べたら、代表取締役社長が東北大学大学院卒で原子核理学修士なので、入社にあたって波長が合致したのかもしれません。

11月からの彼のSNSには寒い中での酒造りの様子が投稿されていました。酒造りは数多くの工程がありますが先輩の杜氏の指導のもとで色々の経験をしたようです。次の写真はMさんがSNSに投稿したものを使わせてもらいました(なお、写真の順番はSNSの投稿順であり、製造過程の順番ではありません)

麹の種切

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留掛工程の櫂入れ

大吟醸の留掛工程での櫂入れ.jpg

留麹の出麹

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大吟醸の袋取

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蒸米の仕込み

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夜の麹当番

夜の麹当番.jpg

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出荷準備

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そんな米鶴酒造さんが4月13日と14日に大宮"そごう"地下一階のお酒売り場で催事があるとの告知があったので、これは行かなきゃならないと馳せ参じました。

大宮駅のコンコースで二回目の会社で同僚だった大宮在住で日本酒好きのYさんと待ち合わせました。良い天気のせいか大宮駅構内のコンコースは凄い人混みです。

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大宮駅西口の目の前に"大宮そごうデパート"があります。
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そごうの地下一階のリカーショップEXIVIN:エクシヴァンが今日の会場です。
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展示したお酒の前で"米鶴"さんの販売員である渡部さんが笑顔で迎えてくれました。そして用意された試飲用のお酒を順番に注いでくれて、特徴を説明してくれました。

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そして質問には丁寧に答えてくれました。
質問:ⅯさんのSNS写真では醸造タンクが、そんなに大きくないと感じたが?

回答:米鶴では小さめのタンクを多く使って、色々な種類の醸造米や酵母を組み合わせて作っている。昔は廉価品を作っていたが、今は高品質な高級酒を中心に作っています。


質問:ネットで見ると数量限定販売品が多いのは?

回答:最近の醸造元では空調設備を設置して一年中醸造して大量生産している蔵元があるが、米鶴では晩秋から春までの寒い時期にしか酒造りをしていないので出荷量も限られる。酒造りには寒さと湿度が必要なのでこの時期しか作っていない。


質問:MさんのSNSではお米の刈り取り風景があったが?

回答:醸造米は有名な兵庫県産の山田錦のほかに数多くを使っており、会社の目の前でオリジナルの酒米である"亀枠"を育て米からの酒造りをしている。ビジターを招いて田植えや収穫体験も行っている。


質問:東京で試飲会はやっていないの?

回答:他蔵元と一緒になった品評会などはやっているが、このような店頭での単独試飲会は昨年から大宮そごうでやっている。
その他同行したYさんからは使っているのは〇号酵母とか酒米の磨き度とか・・質問があったが私は素人なので聞き流してしまった。

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試飲した4種類とも雑味がなくフルーティで味わい豊かなお酒でした。なかでも最高級の"巨匠"は品評会用に作っただけのことがわかる無色で切れの良さを感じるものでした。でも高価すぎて年金暮らしの私にはとても手がでるものではありませんでした。
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そのなこんなで試飲を終えて、私は"純米吟醸三十四号"を2本お土産に買い求めました。ちなみに三十四号って面白いですねと言ったら渡部さんは杜氏の「須貝智」さんの名前から「さとし」を引っかけて三十四としたんですよ・・キャハハハ。

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米鶴の試飲を終え6年ぶりに会ったY君と昼飯を兼ねた昼呑みに向かいました。記事が長くなったので、これは次回の記事にします。

---<おまけ>---

今回の試飲会場となったリカーショップEXIVIN:エクシヴァンさんには、各地のワインをはじめ高級な日本酒が揃っていました。また、埼玉の地酒も取り扱っていました。大宮を訪れた際にはお土産用として手に取ってみてはどうでしょうか?

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---<編集後記>----

本日も訪問して頂き、ダラダラと駄文にお付き合い頂きまして有難うございました。
ではまた、お会いしましょう~!

 

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