毎年恒例です。大晦日の蕎麦打ち [麺類]
あけましておめでとうございます
新しい年が皆様にとりまして 幸多き年となりますよう心よりお祈り申し上げます
本年もよろしくお願いいたします
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大晦日から元旦に、保釈中の(元)日産社長のゴーン被告が極秘に日本を抜け出しレバノンに逃避したというニュースがありました。外出も限られている保釈中の被告が海外逃避するなんて、まるで映画のような現実に驚いています。保釈金15億円を捨ててトルコから自家用ジェットでレバノンに向かった・・・。なんて日本の庶民からは想像ができない逃避行です。
さて、話は日本の庶民に戻りますが、大晦日の我が家は私が趣味で覚えた手打ち蕎麦を夕食にしています。
手打ち蕎麦の覚えたての頃は、毎週のように打っていましたが、今では大晦日の年越蕎麦のときだけになってしまいました。これまで何十年と茨城県桜川市にある"柿沼製粉"さんの蕎麦粉を使用していましたが、今年は群馬県太田市にある"ダイコー製粉"さんから取り寄せました。理由は、たまたまネットでダイコー製粉さんが送料無料のお試し蕎麦粉の販売をしていることを知ったので注文しました。
ここからは、蕎麦粉が蕎麦になっていく経緯を紹介します。まずは、蕎麦打ち道具たちを準備します。
いまだに蕎麦打ち台や正式な麺棒でなく、シナベニヤと成型丸棒を使用しているのが愛嬌です。いいんです!素人ですから・・・。まずは蕎麦粉と割子(小麦粉)を8:2の分量を計測してザルで篩います。
どんな粉物でも、使用前には必ず篩います。そのあとは水を加える"水回し工程"を行い"括り工程"のあと"練り工程"練っていきます。今回の粉の加水率は、ほぼ標準の44%くらいでした。水の量は蕎麦粉の種類、産地、収穫時期により変わり、更にその日の天候により変化します。このへんが蕎麦打ちの難しいところであり、逆に楽しいところです。
左側の蕎麦玉には点々があるのは、庭にわずかに残っていた大葉(オオバ)を練りこみました。右側は普通の二八蕎麦玉です。ここから"延ばし工程"に入っていきます。
最初は、なるべく真円に近くなるように生地を回しながら延ばす"丸延し工程"です。
丸い生地の四隅を角にする"角出し工程"です。
麺棒に巻き付けて、生地を薄く伸していきます。生地が伸びたら畳んで"切り工程"に移ります。
まな板の上に折りたたんだ生地を載せて、駒板という押さえに沿って包丁でトントンとリズミカルに切っていきます。
自宅キッチンの床で打っているので、このころには腰が痛くなっています。すべての生地を切り終えたら蕎麦打ちは終了なので道具の後かたずけと床掃除をして準備完了。あとは、蕎麦を茹でて食すだけです。
自家用なので、切り方も盛り方も雑ですが、やはり手打ち蕎麦の味は違います。
蕎麦打ちを趣味にしている中年の方が増えています。やはり難しさの中にも神経を集中して一心不乱に蕎麦粉と格闘する面白さに惹かれるのだと思います。あとは、つけ汁に蕎麦をくぐらせてツーツル・ツーツーと食べるだけです。
じゃ~またね!