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町内会の防災訓練に参加してきました。 [日々雑感]

ことしは地元の町会班長を引き受けたので、防災週間に計画された「防災訓練」に初めて参加してきました。

防災訓練は、小学校の校庭と体育館を借用し、区役所、消防署、消防団、日赤分団の協力を得て、半日をかけての本格的な訓練となりました。

予定の開始時間となり、町会役員による避難所開設訓練の後、実技訓練が始まりました。主な訓練内容は

(1)情報収集訓練・・・班長が各班員の安否確認と被災状況を事務局へ所定様式で報告します。約1,800世帯が加入している大きな町会ですので全体集約する役員さんも大変です。

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(2)D1ポンプによる放水訓練・・・町会所有のエンジンポンプを起動して実際に放水銃を持って放水します。でも、このポンプは普段は町内会の鍵のかかった貯蔵庫に仕舞ってあるので、消火栓が整備された町内で実際の火災消火にこのポンプが使われたかどうかの疑問が残るところではありますが・・・・。

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(3)家庭用(水)消火器による初期消火訓練・・・室内天井まで燃え広がった火災には、時すでに遅いので逃げることが先決ですが、一般家庭の初期消火には効果があるかもしれません。その昔には、私の自宅にも置いてありましたが、古くなりすぎて消火器の底が発錆したので廃棄した以降は常備していません。

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(4)起震車での地震体験・・・初めて起震車に乗り、震度6強の揺れを体験しました。テーブルの下に潜り込んで揺れが収まるのを待ちましたが起震車を降りても少し車酔いを感じました。

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子供たちはキャッキャ・キャッキャと喜んでました。

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(5)AED操作訓練・・・自分はサラリーマン時代に普通救命講習を受けていたので、何回もAED訓練を行っていましたが、本日初めて経験した隣人は「骨が弱くなった年寄に心臓マッサージしたときの肋骨骨折が怖くてできるか不安!?」と言っていました。それを聞いた消防士は「折れる可能性はあるが心臓を動かし脳死にならないことが大切なので救助隊が到着するまで続けることが大事」とピシャリ。続いて自分が「AEDを掛ける前に気道確保は必要ないのか?」と聞いたら、今の救助法は心臓マッサージだけで良いとのこと。

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(6)応急救助訓練・・・古新聞を折って簡易スリッパにする方法と三角巾またはハンカチを繋いで足首捻挫の応急処置を教わりました。数多く訓練して体に刷り込みしたいと思いました。

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(7)通報訓練・・・消防本部と家庭を繋ぐ電話を模擬して、画面に現れたイラストをいかに消防本部にわかり易く伝えるか?の訓練でした。緊急電話するときは「火事なのか救命なのか」「都内で住所を伝えるときは区名をつける」「被害者の人数と様子」などがポイントでした。また、最近は救急車の到着前に消防車が先着することが良くあるが、これは要請者の要求なのか?と質問したら「救急要請でも、救急車が少ないため消防車で一時応動することが多い」とのこと。確かに軽傷やタクシー代わりに救急要請する人が多いと聞いたことがあるので、東京であれば#7119の救急相談センターのPRをもっとすべきであると感じました。

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しのみさんによるイラストACからのイラストを使わせていただきました。

(8)消火マンホールのスタンドパイプ操作訓練・・・一般人が道路に埋まった消火マンホールを開閉することは、まず無いと思うのですが、実際にマンホールを開けてホースをつないで放水することを経験しました。消火マンホールの中を見るのも初めてでした。

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全体の感想としては、各コーナーを20分弱の短い時間でひと回りする訓練でしたが、初めて見たことや経験したこともありました。災害はいつやってくるかわからないので、有意義な訓練でした。


じゃまたね!

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