同級生仲間と谷根千で街歩きと昼飲み [街歩き]
秋晴れの今日は中学時代の同級生5人で谷根千(谷中、根津、千駄木)を3密に留意しながら、のんびり街歩きしてきました。まずは日暮里駅からスタートです。
日暮里駅は、JR東日本、京成電鉄、日暮里・舎人ライナーの3社が乗り入れしており、北口は日暮里・舎人ライナーの開通に合わせ3社のホームがコンコースにより連結されています。
JR日暮里駅は、京浜東北線、山手線、常磐線の3面6線路のホームがありますが、3・4番線が常磐線の上り下り、9番線が京浜東北線南行、10・11番線が山手線。12番線が京浜東北線北行となってます。とすると1・2番線と5~8番線のホームが欠番です。
調べてみると0~2番線が京成電鉄に割り当てられ、5~8番線は過去に停車していた東北線(現在は宇都宮線)と高崎線のホームに割り当てられていました。欠番ホームは紛らわしのですが日暮里駅の長い歴史の影響だそうです。
駅の改札口は、北改札口(東出口、西出口)と南改札口の2箇所にあります。南改札口は橋上駅舎となっていて、多角屋根の上にとんがり帽子を被った明り取りのあるかわいい駅舎です。
北改札西口出口を出て線路脇を南改札口に向かって歩き出しました。写真中央部に南改札口が見えます。そして、写真にはスカイツリーの展望台も写っています。(探すのが難しいですが!?) 南口改札から続く跨線橋西から紅葉坂を登ると護国山天王寺の横に出ます。
天王寺の大仏も立派です。ここからは谷中霊園に続きます。
谷中霊園を拔けると上野桜木2丁目に来ました。道路から細い路地を左折すると3軒の古民家をリノベーションした"上野桜木あたり"に着きました。
ここはイベントスペースの他にビヤホールと塩とオリーブオイル専門店になっていました。
残念ながらビアホールはAM11時から開店のため入口を覗いただけでした。その奥には
手押しポンプが店前にある「塩とオリーブオイルの専門店と喫茶スペース」です。
入り口はこんな感じです。
同行したY崎さんとI川さんの女性達はオリーブオイルを試食してました。スーパーの試食コーナーで場離れしているオバサマ方が、その後にお買い上げしたか?は解りません。
玄関には"川西町のダリアです"書かれた生花が置かれていました。川西町?・・・。う~!何だろうと考えながら道路に出ると
ダリアの花束が置かれていました。話を聞くと川西町は山形県米沢市の隣町でダリア栽培がされており、5年前からここで町の紹介をしているそうです。(今年は10月24~25日)
イベントスペースでは、川西町の名産品である地酒や豆菓子などが販売と米沢牛のPRがされていました。地酒が美味しそうでしたが4合瓶2本で6,000円超では手が出ませんでした。入口はヒマワリ花クラスの真っ赤な大輪ダリアが飾られていました。
イベントスペースを出て銭湯の建物をリノベーションしたアートギャラリー"スカイザバスハウス"を右に曲がると右も左も前も後ろも寺院が続きます。
有名な"谷中のヒマラヤ杉"です。道路側が数箇所が伐採されていましたが、台東区の景観重要樹木として保護されています。
この杉の所有者は斉藤さんと書いてあります。杉の隣のパン屋さんでしょうか?
ヒマラヤ杉の近くに六浦山延寿寺日荷堂です。健脚の神様として知られる日荷上人が祀られている日荷堂です。本日も同行しているY崎くんは脊椎狭窄症を病んでおり、私の妻も足腰関節が弱りだしたので足腰病の守護としてお参りさせていただきました。
その先の三浦坂を下ると根津エリアに入ってきました。昼食場所の候補地であった"根津の釜竹"さんに11時30分に着いた時には行列ができていたので素通りして、近くの"はん亭"さんに向かいます。
"はん亭"さんは、歴史のある木造3階建の日本家屋で今は串揚げ屋さんですが、今日はまだ暖簾が出ていませんでした。みんなと相談して今日の昼食は蕎麦にしようと決定し、"根津の鷹匠"さんに向かいます。その途中で以前に訪れたことがある"根津のパン屋"さん(これが店名)に寄りましたが、ここも人気店のため行列ができていました。一時は並んで買い求めようとしましたが、お腹も減ってきたので店横をスルーしました。約5分程で"鷹匠"さんに着きましたが・・・・。
入り口の間口は狭いけど奥の店は広そうな建物です。なかなか渋そうな店囲いですね。
入ろうとしたら何やら立て看板が??なになに?[誠に勝手ながら本日の昼営業は臨時休業させていただきます。朝は通常通り営業いたします]・・・・・。脇の看板を見ると朝の部の営業時間は7:30~9:30 、昼の部の営業時間は12:00~18:00・・・朝早くからやっている店でしたが残念でした。仕方ないので不忍通りまで出て次の店を探します。根津は蕎麦店が多いのですが昼時なので行列ができている店もあります。そこはスルーです。
友人が道路の反対側に「そば」と大きく書かれた旗印を発見。"根津の一朶(いちだ)蕎麦"さんです。行列ができていないどころか!昼時なのに客が入ってなさそうなのでリスク覚悟で入店しました。
店内はカウンター席が6~7席だけで店主が一人で対応しています。自分達が入ったら空き席は1~2つ。
最初に蕎麦茶が出てきたので入店時の不安は無用でした。ちゃんとした日本蕎麦屋でした。
私とE君は蕎麦前の燗酒を1本注文!!ツマミのメニューが無かったのでどうしようかと考えていたら、店主がナスとキュウリの香物を出してくれた。これは良いですね。少ない蕎麦のメニューから私は2枚セイロを注文しました。
熱燗を飲み終えたタイミングで蕎麦が出来上がりました。goodタイミング!!
蕎麦の盛り方が上方向へ捻り盛り上げていた盛り方が気になりました。確かにこのような盛り方もありますが、できればスノコが見えなくなるように平たく盛ってあるのが私は好きだね。(あくまでも個人意見)
薬味はネギと大根おろしとワサビの3点セット。生ワサビでないのが残念だがこの値段じゃ!しょうがないね。蕎麦湯のとろり感がちょうどよい。メニューが少なかったが安価で美味しい蕎麦を提供するための店主の工夫だと思います。蕎麦は美味しくいただきました。ごちそう様でした。ランチメニューのミニ天丼付蕎麦を頼んだ友人の話では、サクサクした揚げたて天麩羅が美味しかったそうです。
お腹も膨れたので根津神社へ向かいます。
神社前の"焼きかりん糖"本舗さんに立ち寄りました。先ほど蕎麦を食べたばかりなのにやっぱりデザートは別腹なのね? 味見で一つを分けてもらい食しましたが、一般的なかりん糖とは違うソフトな食感でした。
根津神社は東京十社に選ばれる大きな神社で春のツツジが咲く頃は特に賑わいます。
境内の左側にツツジ園がありますが、いまは進入できません。
つつじ園の脇に奉納された鳥居が並んでいます。やはり中を通りたくなります。ちなみに鳥居は一基が10万円だそうです。
鳥居を通った先には"乙女稲荷神社"がありました。
乙女稲荷神社の下には掘割があり、気持ち良いです。
あらためて根津神社の本殿に向かいます。ちょうど七五三のお参りに来ていた家族連れがいました。紋付を着た男の子は、まだよちよち歩きです。
本殿でお参りさせていただきました。これから千駄木の蛇道(へびみち)にへ向かいます。昔は川が流れていて、そのクネクネと蛇行したままの川が道になったのでへび道と言われるようになったそうです。軽自動車がやっと通れるくらいの細道ですが台東区と文京区の区境になっています。
へび道には民家を使った可愛い店が多くあります。ここは亀の子束子(タワシ)の専門店です。ただし、店の前に写っているシルバーグレーは売り物ではありませんよ。
最近は体を洗うタワシが売れているみたいです。
こちらは骨董品を扱う"三清洞"さんです。ただし、店の前に写っている男性は骨董品に近くなりましたが売り物ではありません。
この紅茶カップは底を透かしてみると日本髪の芸者さんが浮かび上がります。当時の優れた陶器の製造技術が感じられます。エキゾチックな東洋の絵付けが当時の欧州に喜ばれたのですね。
三清洞さんの隣には、女優の川上麻衣子さんの"SWEDEN? GRACE"というスウェーデンの北欧小物や彼女自身のデザインガラス、そして猫の文具などを扱うお店がありました。なぜスウェーデンかというと彼女はスウェーデン生まれだそうです。
そんなへび道をクネクネと日暮里駅方向に向かい、幹線道路の神田白山線を過ぎると通りの名も"よみせ通り"と呼ばれる商店街となり、更に谷中銀座商店街に続きます。
谷中銀座の酒屋:越後屋本店さんで燗酒(宮城県の浦霞)1本と近くの魚屋:丸初福島商店さんで焼き牡蠣とウナギの肝焼きを買って越後屋さんの店先で本日二回目の昼飲みです。
酒屋さんの斜め前には和菓子の"和栗や"さんがあります。女性達が美味しそうなモンブランに目が点でしたがイートインのため大行列ができていましたので、密をさけるため素通りしました。続いて見つけたのが・・・・。
谷中銀座商店街街のトルコランプ販売店脇の狭い脇道から奥の民家に入った新しい和菓子店"空薫:ソラダキ"さんでした。
リンゴ大福( ^ω^)・・・なんか美味しそうでしたが、ここも店内にお客さんが待っていたのでUターンして商店街へ戻りました。
ゆうやけダンダンが見えてきました。
夕焼けダンダンから谷中銀座商店街の入口看板方向をパチリ!!その昔にはここから富士山が見えましたが今はマンション群が建って見えません。それより"焼肉サラリーマン"の看板の方が目立ってしまいます。(-_-;)
あとは御殿坂を少し歩けば日暮里駅です。先ほどの和菓子店で買い物できなかったので途中の"サンゴダールマルジュー"というパン屋さんで自家製のシベリアを買い込んでゴールです。
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<本日のおまけ-1>
谷根千を歩き回ってお疲れさん会は、JR上中里駅で途中下車して"いこい"さんへ向かいました。ここは駅から徒歩0分の立ち飲み屋さんです。
ここでは青空の下で立ち飲みが出来ます。テーブルの上に現金を置いて注文の都度と減額していかれるので飲み過ぎないのが良いですね!? 玉こんにゃくの煮込みとマグロの刺身と酎ハイでお疲れ様です。本日3軒目のちょい飲みです。
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<本日のおまけ-2>
皆んなと別れて家が近いE君と地元駅に戻って最後の〆です。4軒目に突入(*'▽')
栃木県大田原市の地酒(大那)と焼き鳥で完全に酔ってます(;^ω^)地酒のお代わり2杯目までは覚えてますが・・・その先は???、いつものようにヘロヘロになって何とか無事に家に帰還しました。ホントに今日は良く歩いて飲みました。
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本日も長々と酔っ払いの駄文ブログにお付き合い頂きまして有難うございます。
じゃあ!またね。